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夜に1人にはさせたくないから
夜になったらAの部屋まで迎えに行くことにした。
さすがに部屋に入るのはまずいし
A海好きだし海の近くまで行くかな。
Aの部屋の前に着いたからチャイムを鳴らす
A「あ、照兄！どうぞ、上がって？」
「ちょ、ちゃんと誰か確認してからドア開けろよ。笑」
A「そろそろ来るんじゃないかなって思ってたの！笑」
「念の為、用心して下さい。」
A「以後気を付けます！」
「気を付ける気ねぇな。笑」
A「ってか、入ってよ。笑」
「いや、海の近くまで行かない？
A海好きでしょ？」
A「うん、好き！」
「じゃあ、行こうぜ。」
俺だと思ったからって確認せずにドア開けるし
気軽に部屋上がってとか言うから本当に
危なっかしいな、違ったらどうすんだよ。
分かってないんだろうな、自分の可愛さに。
誰かがじゃなくて、俺が守りたい。
砂浜着いたぐらいにAから声を掛けられた
A「照兄？なんかあった？大丈夫？」
なんて首傾げながら、俺の顔を覗き混んでくる。
いや、可愛すぎる。返事を言葉にする前に
Aを俺の方に抱き寄せた。
A「え、え！ほんと、どしたの？」
体調でも悪い？部屋戻る？なんてまだ俺の心配してるし。
「ねぇ、そんな可愛いことしないで？
俺、初めて会った時からAのこと好き」
A「…嘘だ」
「嘘じゃねぇよ。俺も散々アピールしてた
つもりなんだけど。」
A「何となく、そうなのかな？って思う時も
あったけど妹みたいな感覚なのかなって。」
「妹みたいに思ってたら抱き締めない。
俺の事、少しでも男としてみてよ。」
A「……もう、とっくにみてるよ？
私も、照兄のこと好きだもん。」
「じゃあ、もう照兄呼びはナシね。」
A「……照…っ…」
「照」呼びにニヤけた顔を見られたくなくて唇を塞ぐ。
「あは、顔真っ赤じゃん。笑」
A「いきなりチューはダメだよ！」
「可愛かったの！それに今までだってずっと
我慢してたんだから、もう良いでしょ？」
A「…もう1回して？」
「…煽ったのAだからな。部屋行くぞ。」
「覚悟しろよ？笑」なんて耳元で呟くと
さらに真っ赤になる顔。だからそれがダメなんだって。
俺止まらなさそう。とか思いながら
優しく手を引いて、Aの部屋に戻った。
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作者名：ちゃんかず | 作成日時：2021年1月27日 14時
