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「海だー!」

やっとこの日が来た。

前からやりたかった海の家でのバイト。

しかも、住み込みで!

何よりも海が好きな私は見つけて

すぐに申し込んだ。



「やっぱ、海は良いなぁ〜」



早々に海の家に着いて少し海を眺めていた。




?「海、好きですか?」

「はい、大好きですっ、、!?」

?「いきなり声かけられたら驚くよね…
あ、俺、あそこ海の家を経営してる
阿部亮平って言います。もしかして
住み込みバイトの方ですか?」

「少し驚きましたけど大丈夫です!
でも、なんで私がバイトだと、、?」

阿「荷物の量からそうじゃないかな。と笑」




確かに、荷物は持ってき過ぎたかな?と

私も思ってたからそりゃそうだと納得。

阿部さんと話していると男の人がきた。




?「阿部ちゃん、何してんの?」

阿「あ、照!ちょうどいいところに来た!
これからここで短期の住み込みバイトしてくれる
あ、名前聞いてなかった。笑」

岩「聞いてないのかよ。笑」

「凑Aです。宜しくお願いします!」

阿「だそうです!Aちゃん、ね。
宜しくお願いします!あ、時間やばっ!
俺は他の仕事あるから、照案内してあげて!
じゃあまた!」


阿部さんは、少し焦りながら他の仕事にいった。


岩「丸投げかよ。…俺、岩本 照です。
案内するので、ついてきて下さい。」



岩本さんはそう言うと私の荷物をとって

歩きだそうとしていた。



「あ、私の荷物…」

岩「重いでしょ?俺持つから。」

「大丈夫です!私の荷物なんで自分で
持ちますよ!ありがとうございます。」

岩「いいの!女の子にこれは重いよ。
筋トレがてらに持たせてよ。笑」


「…お願いします。」


正直、いかついし、ムキムキだし

少し怖い人なのかなって思って

ビクビクしてたけど、笑うとくしゃって

可愛い表情になる岩本さんにときめいてしまい

結局そのまま運んでもらった。



岩「ここが海の家、その奥の建物が
寝泊まりしてもらう場所だよ。」

「え、思ってたのと違う…。」

岩「ははっ、そうでしょ?笑
ちゃんと男子と女子で階が違うから安心してね。」



海の家での住み込みバイトだから

お店の2階で雑魚寝とか2段ベットとかを

想像してたけど

海の家もカフェみたいでオシャレだし

泊まらせてもらう場所はここで一人暮らし

出来るんじゃないの?ってぐらいのレベル。


「なんか、帰るの嫌になりそう。笑」


この言葉が違う意味で本当になるなんて…

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作者名:ちゃんかず | 作成日時:2021年1月27日 14時

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