灯台もと暗し (ページ4)

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辰「うわ、すごいね、今回の相手。わら」

いつの間にか隣に来てた辰哉が覗いてきた。

私の恋愛遍歴をこの男は全て知ってる。

その度にAは本当に見る目ないよな！わら

ってバカにされてる。

「笑い事じゃないから。もう、いいかなって思ってる。」

辰「Aは自由が好きだもんな。わら」

翔「そこ、何コソコソやってんだよ。」

辰「Aの彼氏の話だよ。」

照「え、A彼氏いたの！！」

「照？どういう意味よ。笑」

翔「お前、俺にチャラいって言ってたよな？笑」

「言ったね。人のこと言えないなーと
思いながら言ってたわ。笑」

「でも、もう別れようかなって。見てこれ。」

翔「これはない。そもそもなんで付き合ったの？」

「告白されたから。年上で大人の余裕ありそうだし」

翔「うわ、最低じゃん。笑」

「翔太程ではないわ。笑」

辰「とりあえず、歴代最高記録更新おめでとう。笑」

「全然良くない」

翔「それ俺の、、、。」

照「俺はAの彼氏の気持ちわかる。」

翔「照、重いってよく言われてるよな。笑」

辰「そうだな。わら」

「まじか、、、。照。」

照「待ってA引かないで。泣」

「女友達には束縛しないよね？」

照「それはない！」

「じゃあ、大丈夫！笑」

翔「図に乗んな、A」

「へいへい。笑」

やっぱこの4人でいる時が1番落ち着くし

別に彼氏もいらないなと思えてくる。

この会がお開きになったらちゃんと別れよう

って、連絡しようと思ってスマホを鞄の奥にしまった。

辰「そろそろ帰るかー。」

「そうしますか。明日も仕事あるし。」

翔「俺は休みー」

「明日は何番目の彼女とデートですか？笑」

翔「今はいねぇーよ。そもそも彼女何人もいねぇーわ！被らせたことないわ！」

「ふぅーん。」

照「A？話振ったなら最後まで相手してやれ？」

「面倒くさい。」

翔「ほんと、もうなんなの。」

「笑。あ、私だけ逆方向だよね？みんな気を付けてね！ばいばーい！」

辰「お嬢さん、お待ちなさい。送ってくから。」

「大丈夫！連絡しないとだしね！ちゃんとお別れするわ。」

照「いつもなら送ってもらえよ！っていう所だけど」

翔「今回はいいんじゃね？」

辰「んー。なんかあったらすぐ連絡しろよ？」

「心配しなくても何も起こんないよ！笑」

3人と離れて帰った。

あんなことになるなんて。