灯台もと暗し (ページ26)

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蓮＆あかり--------------------

あかり「やっと、くっついたよ。笑」

蓮「周りからみても相思相愛なのにな。
何年かかった感じ？ふっかさん。」

あかり「んー、5年ぐらい前からかな？
もしかしたら、10年近いかも。
その間お互い彼氏彼女いたことあったよ？
大学ぐらいから辰哉は彼女居ないけど。」

「高校生の頃、辰哉に振られた子が腹いせで
Aのあることない事、噂を流してたのよ。
それを知った辰哉が噂流すのを辞めさせる為に
告白されて付き合ったりしたこともあったのよ。」

蓮「…Aさん、ふっかさんにめちゃくちゃ
愛されてんのね、今も昔も。
ふっかさんが職場で女社員に雑な対応な
理由がわかった気がする。」

蓮「今日だって、ストーカー並にふっかさんに
付き纏ってくる相手に、Aさんのこと悪く
言われて、ブチ切れそうになってたからね。」

あかり「あぁ、Aのモヤモヤした相手か。
ある意味その女、良い仕事したよね。笑」

蓮「ふっかさんに、嫌いだからって言われたのに
無言で立ち尽くしてたから、またなんかやりそう
追い討ちかけといたの。」

あかり「蓮、そういうとこあるよね。笑」

蓮「いや、お前に入り込む隙とかねぇーよって
思ったし、普段から猫なで声でウザかったから。」

あかり「そういうタイプね、私も嫌いだわ。」

蓮「だろ？」

あかり「Aと辰哉ってバカップルになりそう。笑」

蓮「わかるわ。元々、ふっかさんがAさんに
対して甘い空気だしてるんじゃん。笑」

あかり「………幸せになって欲しいあの2人には。」

蓮「そうだな。」

あかり「ねぇ、今日は蓮の部屋で寝ていい？」

蓮「あかりの部屋がいい。
ふっかさんでもあかりのベット使われんのやだ。」

あかり「じゃあ、蓮の部屋貸してあげようね！笑」

蓮「うん、そーしよ。」

あかり「蓮が辰哉に言ってあげてね。コソッと。笑」

蓮「任せろ。なあ、酒買わねぇ？」

あかり「お、いいねぇ！お祝いしよー！」

今頃いい雰囲気になってんだろなーとか思いながら

お酒選んでちょっとだけ遠回りして家に帰った。