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辰哉side--------------------
昼休憩の時に同じ部署のやつらが
明日は休みだから飲みに行こうぜなんて騒いでた。
職場での飲み会には行ったことがない。
その飲み会に行く時間があるなら
その時間はAといたい。今日は尚更。
今日は、絶対定時に上がってすぐ帰る。
あかりと一緒にいるとはいえ
心配は心配だからAに電話してみたら
俺の冗談に突っ込んでくれるぐらいには
いつもの調子に戻ってきたみたいだった。
Aが何時頃に帰って来れるか聞いてくれたから
先に定時に帰れるように宣言して仕事しようと思い
「定時に上がって、即、帰るから！」
って伝えたら後ろの方から
「えぇー飲みにいこーよぉ辰哉ぁ♡」
俺が苦手な猫なで声で同期の真中が話しかけてきた。
…電話してる奴に話しかけるか普通…
「ちょっと、お前うるさい！」
とりあえず黙らせて話を続けようとしたのに
途中で切られてしまった。
もう、最悪だわ。
絶っ対変な気を効かせて電話切っただろ。
真中「あ、切られちゃたのぉ？電話。」
辰「うるせぇ、お前のせいだよ。」
真中「だってぇ、辰哉に飲み会来てほしかったんだもん♡いつも、こないじゃん。」
辰「飲み会には今日もこれからも行かない。あと、その声で辰哉って呼ぶな。」
真中「もぉ、辰哉ひどぉい！私にも幼なじみちゃん
みたいに優しくしてよぉ。」
辰「だから呼ぶなよ。優しくする必要も無いから。」
真中「いい加減さぁ辰哉の気持ちに
気付いてくれないような女じゃなくて
辰哉のことずっと好きな私にしてよ。」
辰「お前、それ以上…「ふっかさん、ここにいたんですか？」
辰「あ、目黒。どした？」
蓮「ちょっと聞きたいことあって。」
辰「んぁ？すぐ行く！
…真中、俺はお前みたいなやつ1番嫌いだから。」
入社してからあいつに付き纏われてて
勝手に自分が彼女だとか噂を流されたりした事も
あった。
付き合う気は無いって言い切っても
気にせず、言い寄ってくるから鬱陶しかった。
厄介なタイプだし、傷付けないようにしてたのが
仇となってるのが分かってた。
だからAのことを侮辱したような言い方に
腹が立った勢いのままだったけど
ずっとはっきり言えなかった事が言えてすっきりした
あー、もう、今すぐAに会いたいし
Aに辰哉って呼ばれたい。
残りの仕事は週明けに回して
今日は外回りから直帰にすることに決めた
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ちゃんかず(プロフ) - ご指摘ありがとうございます。直ぐに外します。 (2021年1月20日 20時) (
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作者名：ちゃんかず | 作成日時：2021年1月20日 17時
