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翔太に連絡した後、少ししてから
辰哉から電話があった。
«もしもし、A？お疲れ様。
ちゃんと良い子にしてる？わら»
「お疲れ様。うん、ちゃんと家に居るよ？
って私は辰哉の子どもか！笑」
«お、ちょっと調子戻ってきた？»
「もう、大丈夫！なんなら腹立ってきて
ぶっ飛ばしたいぐらい。笑」
«こぇーな。わら あ、そうだ。翔太にさ、
物件探してやって欲しいって言ったら
Aから先に言われてるよって聞いて
何があったか、話しちゃんだ。ごめん。»
「あ、言ってくれたんだ。それは別に
大丈夫だけど…私の為に翔太にお願い
しようとしてくれたの？」
«んー、Aの為だけど、俺の為でもある。
あの家から離れさせたいの。»
「もう本当辰哉優しいよね。笑
こんなこと、やりすぎたら女の子は
勘違いしちゃうよ？でも、ありがとう！」
«誰にでもしてる訳じゃねぇよ。わら
Aには俺がしてあげてぇの！»
「ふふっ、ありがとう。
あ、今日の仕事はどんな感じ？」
«定時で帰れるんじゃね？
(えぇー飲みにいこーよぉ辰哉ぁ♡)
お前、うるさい！»
«とりあえず、今日絶対定時で帰るから
ちゃんと待ってろよ！»
「…う、うん、分かった。気をつけてね！
電話してくれてありがとう！じゃあね。」
«え、あ、ちょっ………»
あ、電話切っちゃった。
なんか、後ろの方で甘えた女の声で
"辰哉”って聞こえてモヤモヤした。
何か言おうとしてくれてたのに。
ちょっと感じ悪かったかな…
後でちゃんと謝ろう。
あかり「辰哉、なんて？」
「翔太に物件探してお願いしようと
してくれてたみたいで、その流れで
昨日こと言っちゃってごめんってさ。」
あかり「ほんとAに対しては甘々だよね。家帰って来てからでも良いのに。笑」
「私も、思わず子どもかっ！って
突っ込んじゃったわ。笑」
あかり「でも、慌てて電話切ってなかった？
辰哉に何か言われたの？」
「何も言われてないよ？…でも、甘ったるい女の声で、辰哉って呼ばれてたのになんか
モヤモヤしたんだよね。笑」
あかり「まあ、なんやかんや辰哉モテるし
寄って来るやつはいるでしょうよ。」
「そうだよね。それに…辰哉にも
彼女ぐらいいるだろうしね？笑」
あかり「A？それ本気で言ってます？
辰哉、彼女いないから。ってかいたら
Aにこんな親身に出来ないよ。」
なんて、あかりに言われたけど辰哉に
申し訳なく思う気持ちとモヤモヤで
いっぱいだった。
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ちゃんかず(プロフ) - ご指摘ありがとうございます。直ぐに外します。 (2021年1月20日 20時) (
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作者名：ちゃんかず | 作成日時：2021年1月20日 17時
