灯台もと暗し (ページ16)

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蓮side--------------------

あかりが朝メシ作り終わったけど

中々戻ってこないから呼びに来たら

ふっかさんがAさんを抱きしめてる

現場に遭遇。しかも甘えてんじゃん。笑

蓮「…お取り込み中悪いんですけど
朝メシ出来ましたよ。笑」

「あ、いや！これは違うくて！
ちょっと辰哉！早く起きて！こら！」

辰「…ん、起きる」

ふっかさんは、ボソっとひとこと言いながら

抱きしめていた腕を離してAさんの

頭をポンっとひとなでして

部屋から出ていった。

慌てて俺に否定してるAさんみて

ふっかさんちょっとへこんだな

後で、慰めとこーと考えながら

ふっかさんの出ていった方を

眺めてるAさんに声をかけた。

蓮「Aさん、めちゃくちゃ愛されて
ますよね、ふっかさんに。」

「ん？辰哉に？それはないでしょ！笑
今のだって寝ぼけてだけだろうし。」

蓮「それはどうですかね？
ただの幼なじみ相手にあんなに
愛おしそうな顔しないですけどね？」

「こら、蓮くんからかわない！笑
ご飯出来たんでしょ？早く食べに行こ！」

あ、逃げてった。笑

満更でもない顔に見えたのは俺の勘違い？

もしかして自分自身の気持ちにさえ

気付いてないパターンある？笑

あかりにもなにか吹き込まれたのかな

少しだけ意識しだしたようにみえたけど。

これさ、ふっかさんの出方次第じゃない？

あとは時間の問題かな…

逃げて行った時Aさんは

気付いてないだろうけど顔真っ赤にしてた。

Aさんより遅れてリビングに戻ったら

少しだけ鋭い目つきのふっかさんが

朝メシ食ってた。

待って、これ俺何かしたみたい思われてる。

会社ついたら、シメられるやつ？

まあ、今の流れを全部言ったら

きっとふっかさんも顔真っ赤だろうけど

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辰「じゃあ、仕事行ってくるけどA？
絶対、1人で動かないでね。約束。」

「わかったってば！ちゃんと約束する！笑」

辰「ん。あかり見張り頼んだ。行ってきます。」

「見張りって何よ！笑行ってらっしゃい！」

あかり「ラジャー！蓮も気を付けて！」

いつものようにあかりを引き寄せてキスをした

2人に見せつけるかのように。

ドアがしまったとたん

辰「俺への当て付けかよ。」

少し不機嫌なふっかさんに言われた。

蓮「嬉しい情報教えるんで許して下さい。笑」

全部話したら予想通り茹でダコふっかさんが

出来上がった。