灯台もと暗し (ページ2)

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？「よ、A！今、帰り？」

仕事の帰り、最寄り駅で降りたら

肩を叩かれるのと同時に聞き覚えのある声がした

「あ、バケモノ。いきなりはキツいわ。笑」

？「バケモノじゃねぇわ！これでもモテんだよ！わら」

「顔デカイのに？笑」

？「お前なぁ。わら」

彼は大学まで同じ学校だった深澤辰哉。

私が1番心開いてる幼なじみ。

いつもこんな感じでふざけ合う。

たまに集まって騒ぐメンバーの1人。

「笑。辰哉も今帰りー？」

辰「そーだよ。ダルかったわ。わら」

「お疲れ～、じゃあ私は帰りまーす。」

辰「え、帰んの？じゃあ、俺はお供しますよ。」

「いや、辰哉ん家すぐそこじゃん。」

辰「まぁまぁまぁ、良いじゃない。
暇人の相手してやってよ！わら」

「しょーがないなぁ。相手してやろう。笑」

辰「じゃ、行こうぜ！」

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「「「乾杯！！！」」」

「で、なんで？」

辰「Aと会ったって言ったらこーなった。わら」

「こーなった！じゃないわ。まあいいけど。笑」

？「お前、俺らしか友達いねぇーじゃん。」

「はぁ？うっさいわ！」

？「相変わらず口悪りーな。笑」

「誰のせいよ。」

こうやってすぐ突っかかってくる彼は、渡辺翔太。

翔太は、大学で辰哉と仲良かったから

いつの間にかよく行動するようになった。

まあ、いつも口喧嘩してるから悪友みたいなもん。

黙ってたら塩顔イケメンだけど私はないな。

翔「何がないんだよ。」

「こっちの話。」

翔「あっそう。」

？「もう、お前ら辞めとけよ。笑」

そう言って、強面の顔をクシャッと緩めて

可愛らしい笑顔をみせてくれる彼は岩本照。

高身長、ムキムキ。第一印象は怖そう。

でも、笑顔と優しさの塊で出来てるから

そのギャップにやられる人が続出する。

彼も同じ大学で辰哉の繋がりで仲良くなった。

いつもこの4人で集まるのが定番。

「だっていつも翔太が喧嘩売ってくんだもん。」

翔「俺は事実を言っただけだろ。」

「ほら！またそういうこと言うじゃん！ほんとウザイ。」

照「だから、辞めとけって。笑
ほんと、翔太もAも似たもん同士だな。笑」

辰「だな。なんだかんだ仲良いし。わら」

翔A「「仲良くないわ！」」

翔「被せんなよ！」

「そっちこそ！もう、翔太ほっといて飲むぞ！」

辰「お供しますよお嬢さん。わら」