夜 ページ34
俺なにやってんの…
抱きつくとか…
那須は絶対
抱きつかれるどころじゃないのに…
きっと一世くんのことしか
頭にない。
…でも抱きつけれて
ラッキーなんて思ってる自分もいる…。
.
…那須と顔合わせづらくて、
お風呂から上がったら
そのまま自分の部屋に直行した。
ドライヤーの音聞こえてくる…
那須、髪乾かしてるのかな、
心臓の音が止まんない…
那須とひとつ屋根の下に
いっしょにいるってだけで…
…寝よ。
なんか色々考えちゃうし…
部屋の電気を消して、
小さい電気の明かりだけにした。
…足音聞こえてくる…
「、!」
「浮所あったか…」
「お、お風呂入ってたからじゃない、…?」
「そっか、」
ど、しよ…
那須に後ろから抱きしめられてる…
寝転びながらだから
体だけじゃなく足も密着しちゃってる…
「浮所のお母さんとお父さん
今日帰ってこないの?」
「あ、きょ、今日は
仕事で遅くなるみたい…」
「へー」
…那須の息が…
耳元にかかる。
さっきよりも心臓うるさい。
俺やっぱり…
那須が好きだよ…。
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作者名:あおそう* | 作成日時:2019年5月4日 11時