辛い ページ28
「浮所大丈夫…?」
「グスッ…ヒック…」
次の日の昼休み…。
ずっと涙が止まらなかった。
「那須くんがそんな
ひどいこと言うなんて思ってなかったよね、」
全部分かってたことだったけど、
辛かった。
今まで何度も自分は
那須のどれいとか、オモチャとか
思ったりしてたけど、
那須本人からどれいとか
言われたことなかったから…
いざ口に出して言われたら
こんなにも辛いことがわかった。
「あれ、浮所…?」
「たい、しょ…」
「誰?浮所の友達?」
「大昇…那須の友達…」
「あー前に聞いたことあるかも」
「浮所どうしたの?」
「あなたのお友達に傷つけられたんです!」
「え、那須に?」
「那須しかいない!!」
「なんか言われたの…?」
「色々言われたの!分かりなよ!」
「俺は浮所に聞いてるんです〜!」
「教えてあげてるんです〜!!」
「で、浮所大丈夫?」
「…大丈夫、…ではないかな。
俺もうどうしたらいいかわかんない…」
「「…」」
ほんとにどうしたらいいんだろ、
もう那須に抱かれるのもやだよ。
好きな人に抱かれるからなんでもいいって
思ってたけど、
あんなはっきり色々言われたらしんどい…。
"俺も浮所に感情持ってないから"
ずっとこの言葉が
耳から離れない。
ループしてる…。
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作者名:あおそう* | 作成日時:2019年5月4日 11時