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16日目 ページ16

「はい、コーヒーとタオル」




私の家にしょっちゅう転がり込んできていたユンギと私は半同棲していたと言っても過言ではなくてユンギのために買ったマグカップにユンギがお気に入りのコーヒーを淹れてあげていつもの定位置に座るユンギの前にそっとマグカップを置き、水が滴るユンギの頭にタオルを被せる



何をしに、何を言いに来たのか全く分からないが取り敢えずあまりいい予感はしないためユンギの次の行動を注意深く確認していると不意にユンギが呟いた





「バカ」


「…ん?」






いきなり私は何を言われたのか



完璧に聞こえたもののあまりにもその言葉が私に向けられるべき言葉じゃない気がしてその言葉を呟いたユンギに聞き返せばまたバカと同じ言葉を言われた



は?え?何で?



何か言われるのはわかっていたけどまさか貶されるとは思っていなかったので口を少し開けたままユンギを見ていると彼のお喋りスイッチがオンになったのか珍しくユンギがマシンガンと化した





「いきなり理由も言わないで別れようとか言ってお前本当バカなの?なんなの?あの後カフェにいた客なんかに可哀想な目で見られて俺のプライドズタボロなんだけどお前ふざけてんの?やっぱバカなの?」






え、え、え



ちょっと今私の目の前で元カノにバカを連呼する人って人間なんですか?本当に心を持った人間なんですか?



驚いて何も言えないままユンギを見ているがユンギの言葉の銃弾は止まらない(寧ろ激しさが増している)





「大体お前みたいな女子力も愛想も可愛さもない女俺以外誰が相手すんだよ?ゴリラか?チンパンジーか?それともオラウータンなのか?少なくとも人ではいねぇだろそんな物好き」


「なっ…!!」


「珍しく飯作ったと思えば焦げてるわ、ゲロみてぇにドロドロしたものが出てくるわ散々でそんな奴の飯を毎日毎日食べてくれるやつが韓国にいや世界にいると思うのか?お前は?だとしたらとんだクルクルパーだな」


「…」





悔しいがユンギの言っていることは8割9分合っている



.

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設定タグ:防弾少年団 , BTS , ユンギ   
作品ジャンル:恋愛
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BTSが好きなユリです。 - ユンギペンなので(って言うかお話自体面白かったからなんだけど、w)すごく面白かったです!ユンギの冷たさや優しさどちらもすごく良かったです!これからもファイティン!!!! (2018年8月20日 15時) (レス) id: b11a370236 (このIDを非表示/違反報告)
ティラミス(プロフ) - すごくやばかったです!最初見た時はゆんぎさんが冷たすぎて見てる自分もズキッときましたが読んでいくうちにゆんぎさんなりに考えて愛してるんだなってたくさんニヤニヤしました笑もうほんとにきゅんきゅんさせてもらってたまらんでした!(o´罒`o) (2017年3月15日 23時) (レス) id: 8810c09dc0 (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - 柳さん» イエイエ~これからも頑張って下さい~!楽しみにしてます☆ (2015年11月22日 1時) (レス) id: 90ea764e0e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - さんさん» コメントありがとうございます^ ^!お口に合うユンギさんになっていたようで安心です…笑実はユンギさん本当の本当に初挑戦すぎて上手く書けるか不安だったんですがそう言っていただけて良かったです…!ありがとうございます(>_<) (2015年11月22日 0時) (レス) id: 5bc6c6f8e5 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - かほさん» ひゃー!何というありがたいお言葉…!わ、私にペンの方がいるだなんて…!!!あ、ありがとうございますぅ…照 (2015年11月22日 0時) (レス) id: 5bc6c6f8e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2015年11月8日 21時

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