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Aside
玲於くん？
昨日会ったばっかの私のためなんかに…
俺の…ってそんな…
玲於「A…帰るぞ？」
A「玲於くん…」
和樹「お前こいつ知ってんじゃねーかよ、くっそ！」
玲於「だから俺のだって。」
和樹「てめぇ…！」
玲於「来いよ。」
玲於くんに向かって不吉な笑みを浮かべ歩き出した和樹。
私は玲於くんに怪我させまいとパニックになっている頭をフル回転させた。
周りを見るとよく今ここにあったなと思うくらいの手が届く距離に角材があった。
一か八か私は物音をたてないように角材を拾い忍び足で歩いた。
和樹「お前綺麗な顔してんな男のくせに…殴りがいがある顔ってーの？」
玲於「ごちゃごちゃうるせえよ笑 ビビってんの？」
和樹「後悔させてやるよ！」
和樹は玲於くんの煽りに怒りが爆発し襲いかかった。
私はすぐさま走り右手に持った角材を和樹に振りかざした。
A「玲於くんに触れるなぁぁぁぁ！！！」
ゴンッ！
鈍い音がして和樹の頭にクリーンヒットした瞬間、玲於くんの右手が私の左手を掴み、走るよと一言だけ言い私を連れてその場から逃げるように走った。
A「玲於…くん…あ、あの…」
玲於「泣くな。いいから走れ。」
玲於くんが来てくれなかったら私どうなってたんだろう。
今頃私和樹になにされてたかわからない。
昨日出会って
一緒にお酒飲んで
楽しくて
家が真向かいで
そんな玲於くんは今日…
私のヒーローだった。
？？「玲於っ！」
玲於「あっ 龍友くんごめん！こいつ連れて隼達と合流して！」
龍友「了解やで！」
A「玲於くんは？」
玲於「心配すんな！」
そう言い残すと走って人の波の中に消えてしまった。
私は龍友くんという玲於くんのお友達？からヘルメットを借りバイクの後ろにまたがる。
A「あの…。」
龍友「なんや？」
A「ご迷惑おかけしてすみません！」
龍友「仲間の頼みやからなっ！ほな、行くで！」
後ろからの追っ手はないみたいで、ホッとした私は龍友くんの広い背中に身を任せる。
和樹に殴られた時にできたであろう口元の傷が風で染みる。
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Rin - 、さん» ご指摘ありがとうございます！フラグ外しました。気づかなかったので助かりました！ (2018年7月27日 23時) (
レス) id: 00d2954d0c (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年7月27日 19時) (レス) id: cc2ff1026e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rin | 作成日時：2018年7月27日 19時
