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玲於side
A『バイバイ…』
玲於「ちょ 待って!タクシー待てって!!!」
俺の声も虚しくタクシーは走り去って行った。
行き先もわからない俺はその場で立ち尽くすしかなかった。
??「玲於?」
玲於「龍友くん!!!」
龍友「そんなとこで何してんねん笑」
玲於「今すぐあの奥のタクシー追っかけてくんない?」
龍友「なんでや?」
玲於「お願い!後で話すから…龍友く…」
龍友「玲於がこんな頼み込んでくることあらへんからな!ええで!後ろ乗りーや!」
ちょうどよく龍友くんが現れたおかげでどうにかタクシーを追尾できることになった。
龍友くんは裕太くんを迎え行く途中だったらしくてたまたまヘルメットもあった。
俺は龍友くんに頼まれて裕太くんに電話をかけるとなんか大変そうだからと合流してくれることになった。
裕太くんは車でスマイルにいる隼とメンさんを乗せて向かってきてくれるらしい。
玲於「龍友くん…俺…」
龍友「それ以上何も言わんでええ!」
玲於「でも…」
龍友「玲於泣きそうやで?」
玲於「…。」
龍友「俺ら何年一緒にやっとんねん。仲間やろ?頼ってなんぼや!なっ?」
玲於「ありがとう…」
龍友「おう!気にせんでええ!」
仲間の大切さやありがたみが身に染みる。
皆…俺のために…。
龍友「おっ?タクシー止まったで?」
玲於「まじで?」
なんだここ?
なんかの事務所?
あっ 降りてきた!
玲於「龍友くん!俺行ってくるから!」
龍友「待機しとるでな!」
Aと柄の悪い男がタクシーから降りどんより暗いビルに入ろうとしている。
すかさず走って追っかけた。
柄の悪い男が先に気づき俺を睨みつける。
玲於「A!!!」
A「…なんで、どうして?」
??「お前誰?俺のになんか用?」
A「…。」
玲於「ちょっと待ってくださいよ、お兄さん。」
??「あぁん?」
玲於「俺のなんで返してくれません?」
Aは驚いた表情で俺を見つめている。
柄の悪いその男は頭に血がのぼったような顔で俺に向かってきた。
俺ケンカとかあんましたことないんだけど。
でも最近龍友くんにトレーナーやってもらって鍛えてるしワンチャンいけっか!
とりあえず俺ほっとけない!
俺が守ってあげなきゃ誰がAを守ってあげんの?
玲於「A…帰るぞ?」
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Rin - 、さん» ご指摘ありがとうございます!フラグ外しました。気づかなかったので助かりました! (2018年7月27日 23時) (レス) id: 00d2954d0c (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年7月27日 19時) (レス) id: cc2ff1026e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rin | 作成日時:2018年7月27日 19時