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凛「助け…」
玲於「うん。」
凛「ママを助けてください！！！」
玲於「ママって、A…さん？」
凛はコクリと頷いて俺に抱きつくとワンワン泣き出してしまった。
隼はあたふたしながらパニックになっているおっちゃんになにがあったか聞き出そうとしてるし、メンさんは奥さんの介抱でいっぱいいっぱいだ。
凛は何かひっそりした声で俺の胸で喋っている。
凛「パパ…危ない…ママ…」
玲於「おいっ！はっきり喋れよ！」
凛「うっ…パパ暴力…ママ危ない…やばい。」
玲於「ママ連れてかれたのか？」
凛「ママ…パパに殴られて…それで…」
玲於「くそっ…」
隼「あっ 玲於！！！」
俺は走っていた。
無我夢中で走っていた。
A…A…
昨日出会ったばかりのしかも8歳も上の女…
俺なに考えてんだろう…
警察に通報してあとはオフの1日を楽しめばいいのに。
てかどこ行ったんだよ…
A…頼むから無事でいて？
毎日クタクタな俺を笑わせて？
あのふわっとした笑顔で…
あの大きい声で…
俺を支えてよ…
ねぇ A…どこにいるの？
玲於「Aーーーーーーーーー！！！」
気がつけば俺は叫んでいた。
Aの名前を東京の真ん中で…
Aに負けないぐらいの声の大きさで。
A「来ちゃダメっっ！！！」
玲於「A？ Aお前どこだ？」
A「来ちゃダメだから！！！」
この人だかりの中のどこかにいる。
A…A…
？？「お前誰と喋ってんだ？あぁん？」
A「キャッ！…ご、ごめんなさい。」
どこかから聞こえる荒々しい男の声とAの弱々しい声…
玲於「くっそ！どこだよ…」
周りを見渡してもAがいない。
A…今見つけるから待ってて…
どうか無事でいて…
俺は人だかりをかき分けながら1人1人できるだけ多くの人の顔を確認しながら探し続けた。
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Rin - 、さん» ご指摘ありがとうございます！フラグ外しました。気づかなかったので助かりました！ (2018年7月27日 23時) (
レス) id: 00d2954d0c (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年7月27日 19時) (レス) id: cc2ff1026e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rin | 作成日時：2018年7月27日 19時
