＃ ５６ 『オムライス』 ページ6
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数日経った頃、玲於くんからごはんのお誘いが来る。
特に断る理由も無いので、ＯＫした。
玲於くん行きつけの、バーのご飯が絶品らしく、
そこに連れてってくれた。
『今日は、飲む？』
「んー、少しだけ飲もうかな。」
『…実は俺、なんかちょっと変に緊張しちゃってるんだよね(笑)だから、俺も少しだけ飲んでいい？』
「もちろん。」
飲んでいい？って聞くのはきっと玲於くんなりの気遣いなんだろうな。
乾杯をして、玲於くんオススメのオムライスを注文した。
『本当にここ俺が全然売れてない頃に、先輩に連れてきてもらってオムライスがすっげー美味くて感動したんだよね。』
「そうなんだ。玲於くんが売れてないってなんか、私は知らない頃だから想像つかないかも。」
『最初から売れてたら苦労しないよ(笑)』
「努力したから、今があるんだねっ」
『お、言うじゃん。』
……うん。普通に話せてる。よかった。
実は少しだけ私も緊張はしていた。
この玲於くんの雰囲気がなんか、落ち着くんかな。
よく、わからないけど。
他愛ない話をしているうちに、オムライスが二つ運ばれてきた。
とろっとろのオムライスに思わず目を輝かせる。
「わぁ！すごい！」
『でしょ？』
「いただきますっ！」
すかさずスプーンを取りだし、ひとくち。
ふわとろの卵とでデミグラスソースの芳醇な香りがマッチしてて、ほっぺたが落ちそうになる。
「んん〜っおいしい〜っ！！」
『よかった。マジ美味いよね』
「うんっ！」
バクバクと食べてしまう。
私を見て、笑う玲於くん。
『なんかさー、美味しいとことか連れてっても、写真ばっか撮って熱いうちに食べるから美味いのにって俺よく思ってたんだよね。』
……私速攻食べちゃった。食い意地はってる奴だと思われたかな。
『でも、Aちゃんって龍友くんとご飯行った時もそうだけど美味しそうに食べるじゃん？だから連れてきがいがあるよね(笑)』
「んーと、それは褒めてる？」
『うん、超褒めてる。…………ってかついてるよ。』
口の端に付いたご飯粒を取ってくれる玲於くん。
そのまま、口に入れちゃうもんだから
ぽかーんとしてしまう。
『あほずら(笑)』
「ちょっ…た、たべかけ！！！」
『ん…あー。ごめん(笑)』
全然悪びれてないし。
こういう行動に動揺しちゃうんだよ。
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せなしゃん。(プロフ) - Miiiiさん» コメントありがとうございます(*´ｪ`*)つい笑ってしまいました！笑これからも頑張りますのでよろしくお願いいたします！ (2020年3月25日 2時) (
レス) id: 79ac0b1708 (このIDを非表示/違反報告)
Miiii(プロフ) - やだもうニヤニヤするー！！すみません取り乱した。 (2020年3月24日 11時) (レス) id: ab8c2461da (このIDを非表示/違反報告)
せなしゃん。(プロフ) - ゆずこさん» コメントありがとうございます！これからも頑張って更新します☆☆☆ (2020年3月20日 6時) (レス) id: 79ac0b1708 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこ - ドキドキしながら読んでいます！続き楽しみにしています！頑張ってください！ (2020年3月18日 18時) (レス) id: 2fdb3da12a (このIDを非表示/違反報告)
せなしゃん。(プロフ) - 優花さん» コメントありがとうございます(*´ω`*)１番だなんて本当に嬉しいですっ。これからも頑張りますっ！ (2020年3月17日 20時) (レス) id: 79ac0b1708 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せなしゃん。 | 作成日時：2020年2月11日 0時
