＃ ９０ 『拗ねてる』 ページ40
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『A先輩、どーかしましたー？』
「あ、いや……なんでもない」
『もしかして、彼氏ですか？』
「あ、うん……」
『はぁ。なんか怒られたなら、彼氏のとこ行ったらいいんじゃないですか？』
「そういう訳には…」
『別に良いですよ！会える時に会った方がいいですって。俺と飲み行くのなんていつでも誘ってくれれば行けるんで〜』
そう言うと、颯爽とお会計を貰う石黒君。
「ごめんね、ありがとう。」
『明日の昼メシ奢ってくださいね〜』
気の使える後輩、石黒くんとお別れして、
急いでタクシーに乗った。
そして、玲於くんに電話をかける。
「……あ！玲於くん。今帰ってる！」
『早くない？』
「あ、えっと、切り上げて来たというか、切り上げてもらったと言うか……」
『俺ん家、来れる？』
「うん！分かった！今から向かうね！」
『ん』
タクシーで玲於くんの家へと向かい、
付き合う前に通った、あの大きなエントランスを抜けて、玲於くんの部屋番を探し、
インターホンを鳴らした。
ドアが開いた瞬間、
グッと腕を引かれる。
「……わっ！」
そのまま玲於くんの胸へとダイブ。
『……。』
なんにも言わない玲於くん。
「玲於くん？」
名前を呼んでも無視。
そのままリビングまで手を引かれ、
大きなソファに二人で腰掛けた。
『はぁ。』
「……あの、」
『俺重いかも。』
「えっ！？」
急に、重いかもだなんて……
『会社の後輩なんて分かってるけど、男じゃん。無理。やだ。考えたくない。』
「れ、玲於くん…？」
『しかもそれ前連絡先きいてきたやつじゃん。本当やだ』
「い、石黒くん彼女いるよ？」
『関係ない。男なんて考えてることえぐいんだよ』
「ご、ごめんなさい」
『あーもうこんなことマジで言いたくなかったけど、Aちゃん心配になるくらい天然なんだもん』
玲於くん、すごい心配してくれたんだ。
……玲於くんが他の女の子と二人で飲み行ってたらって考えて見たら、
あ、すっごい嫌だ。
「ごめんね、玲於くん。逆の立場だったら私もやだ。」
『……今日泊まってってくれたら許す』
「いいの！？」
『うん。逆にこのまま帰られる方がやだ』
「あ、あとAちゃんからちゅーしてくれたらって言うのを追加で許す」
「え！？」
難易度高い……
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せなしゃん。(プロフ) - Miiiiさん» コメントありがとうございます(*´ｪ`*)つい笑ってしまいました！笑これからも頑張りますのでよろしくお願いいたします！ (2020年3月25日 2時) (
レス) id: 79ac0b1708 (このIDを非表示/違反報告)
Miiii(プロフ) - やだもうニヤニヤするー！！すみません取り乱した。 (2020年3月24日 11時) (レス) id: ab8c2461da (このIDを非表示/違反報告)
せなしゃん。(プロフ) - ゆずこさん» コメントありがとうございます！これからも頑張って更新します☆☆☆ (2020年3月20日 6時) (レス) id: 79ac0b1708 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずこ - ドキドキしながら読んでいます！続き楽しみにしています！頑張ってください！ (2020年3月18日 18時) (レス) id: 2fdb3da12a (このIDを非表示/違反報告)
せなしゃん。(プロフ) - 優花さん» コメントありがとうございます(*´ω`*)１番だなんて本当に嬉しいですっ。これからも頑張りますっ！ (2020年3月17日 20時) (レス) id: 79ac0b1708 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せなしゃん。 | 作成日時：2020年2月11日 0時
