＃ ４８ 『忠告』 ページ48
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★ 玲於 ＳＩＤＥ ★
本当最悪。
絶対落とせるって確証あんだろうけど
本当にああいうタイプ苦手。てか嫌い。
…Aちゃんだったらああいうとき
ガツガツ来ないで、また訳わかんない天然発言しながら、酒をたらふく飲んでシラフみたいな顔で帰るんだろうなー。
なんで今Aちゃんのこと思い出したんだろ。
変な気分で帰ろうとすると龍友くんから着信が入り、近くのバーで待ってろと言われる。
あの二人いるならやだって言うとモデル二人は帰すらしい。
それならいいかと思い、とりあえずバーへ向かった。
しばらくして龍友くんが二人を帰して合流し
二人になったところで今日の本題へ。
『龍友くん、今日の二人どういうこと。』
『ん〜？何が？』
『分かるでしょ。』
『なんや〜、蘭ちゃんのお気に入りがそんなに嫌やったん？』
『うん。やだ。』
『えらいはっきり言うやん笑』
『あんな上っ面しかみないような女、絶対やだ。』
『んー、でも顔もスタイルも抜群。ただ遊ぶだけならええんちゃう？…玲於も昔は遊んだりしてたやん。』
確かに遊んでた時期はあった。
顔が可愛ければ誰でもよかった時期もあった。
でも、そんな俺に残ったものは何にもなくて、
今はそんな気分にもそんな自分にも戻りたいって思わない。
『……もうそういうのやめた。』
『なんや、つまんないなぁ玲於、酔わせて持ち帰させたろって思っとったのに。』
やっぱり、やたら飲ませてくると思ったらそういう事か。
『なんか変だと思った。なんでそんなことしたの？』
『んー？可愛い妹の嫁入り前チェックってやつやで。』
『意味わかんないんだけど。』
『んー、まぁ玲於は酔いすぎたらアブナイ男になるって風の噂で聞いてん。やから、チェックしてみよって思ってん。』
『は？それどういうこと……』
『酔すぎ注意やで？…Aちゃんは今までの遊んでるん女の子とはちゃうってこと玲於もわかってるやろ？』
龍友くんがなんでそんなことを言うのか問い詰めたけど
そのあとは自分でちゃんと考えて行動しいや。
としか答えてくれなくて、きっとあの日
俺が絶対Aちゃんになんかしたんだって
確信に変わった。
その日の帰宅後、思い出そうとしたけど全然分かんなくて、でもきっとなにかしてしまった。
…Aちゃんと話さなきゃ。
電話、出てくれるかな…
★ 玲於 ＳＩＤＥ 終わり。★
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せなしゃん。(プロフ) - りなgさん» はじめまして！コメントありがとうございます！これからも頑張りますので、よろしくお願いします(；；) (2020年1月29日 1時) (
レス) id: 79ac0b1708 (このIDを非表示/違反報告)
りなg(プロフ) - はじめまして！オンラインから出会うってストーリーが新しくハマりました！2人がどうなってくのか楽しみです。 (2020年1月28日 2時) (レス) id: 12a3518566 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せなしゃん。 | 作成日時：2020年1月20日 23時
