＃ ４２ 『予想外』 ページ42
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玲於くんを送り届けるとは言ったものの、
家が分からない……。
「玲於くん、おうちどこ？」
ゆさゆさと揺さぶるが、返答ナシ。
どうしようと、思ったらタクシーの運転手の方が、
『もしかして、佐野様のご自宅でしたら、何度もお呼ばれしてるので、お送りできますよ』
「本当ですか！？えっと、家まで送ったら私の家まで経由でお願いします！」
『はい。かしこまりました。』
タクシーの運転手さんってさすが……。
しばらくして、玲於くんのマンションに到着した。
お金を支払い、玲於くんを揺さぶる。
「玲於くん！起きて！」
『んーーーーー…』
「おうち！ついた！！」
『んーーー』
「あの！すみません！ちょっと部屋まで送って来るので待っててもらっても……」
『だめ。Aも一緒にかえるの。』
「え！？」
『はやくぅー……』
ああ、もうどうしよう。
とにかくタクシーの運転手さんに迷惑をかけてしまうのだけは避けたい…
…仕方ない。
「と、とりあえずまたここに呼ぶかもしれないので一旦降ります！！！！」
バタンと閉まるタクシーのドア。
はい、行くよーなんて言って千鳥足で歩き出す玲於くん。
一緒にいるように見えないように
少し離れて、私は関係ないですとも言わんばかりに携帯をいじりながら玲於くんを追いかけた。
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せなしゃん。(プロフ) - りなgさん» はじめまして！コメントありがとうございます！これからも頑張りますので、よろしくお願いします(；；) (2020年1月29日 1時) (
レス) id: 79ac0b1708 (このIDを非表示/違反報告)
りなg(プロフ) - はじめまして！オンラインから出会うってストーリーが新しくハマりました！2人がどうなってくのか楽しみです。 (2020年1月28日 2時) (レス) id: 12a3518566 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せなしゃん。 | 作成日時：2020年1月20日 23時
