＃ ２４ 『距離』 ページ24
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２０分後、玲於くんから着いたとLINEが届いた。
こんな狭い部屋に玲於くんが来訪する日が来るなんて…。
ドアを開けると、
ラフな格好の玲於くんが立っていた。
「…ほんとに来てくれたの？」
『いい子で待ってたご褒美あげる』
ガサッと袋を渡され中身を見ると
プリンとかアイスとか色んなお菓子だったり、後は玲於くんが飲むと思われるお酒が入っていた。
『甘いものでも食べて元気だしなよ』
このぶっきらぼうな優しさに心が救われる。
「ありがとう。…狭いけど、上がってください。」
来客用のスリッパを出して、
家賃６万８０００円の部屋に案内する。
『なんか、女の子の部屋って感じ』
「お、女の子だもん」
『…その女の子の部屋に似つかないワインボトルが二本あるんだけど、もう飲んでたの？』
「あ！」
しまった。片付け忘れてた。
『一本開いてるし。相変わらずお酒強いね』
「なんか、落ち込んじゃって。ワイン飲むと結構すぐ酔っ払うからやめといたんだけど３０分でこれだよ…」
『は？３０分？』
「え、うん。気分乗らなかったから全然酔えなかったけどね。」
『バケモンかよ』
「バケモンって！ひどい！」
こえ〜なんて言いながら、ソファに腰かける玲於くん。
玲於くんの隣に座るなんておこがましいなと思ったから、床に座る。
『なんでそこ座ってんの』
「いや、ソファしかないから隣じゃ申し訳ないなって。」
『何気にしてんの？別に隣来ればいいじゃん。』
「…うん。おじゃまします。」
小さいソファだから隣に座ると必然的に距離が近くて、意識してしまう。
『ふはっ。何照れてんの』
「照れてない！」
こうやってからかってくる玲於くんは
女の子の扱いに慣れてるんだろうな。
と思ったら少しだけ胸がチクッとした。
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せなしゃん。(プロフ) - りなgさん» はじめまして！コメントありがとうございます！これからも頑張りますので、よろしくお願いします(；；) (2020年1月29日 1時) (
レス) id: 79ac0b1708 (このIDを非表示/違反報告)
りなg(プロフ) - はじめまして！オンラインから出会うってストーリーが新しくハマりました！2人がどうなってくのか楽しみです。 (2020年1月28日 2時) (レス) id: 12a3518566 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せなしゃん。 | 作成日時：2020年1月20日 23時
