俺の日課 2 (ページ6)

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玲「最近さ、ゆっくり会ったり出来なくてごめんな」

私の方は見ないで、前を向きながら話す玲於くん

A 「玲於くんが謝ることじゃないよ」

玲「寂しかった？Aちゃんは」

私の顔を覗き込むように聞いてくる

A 「･･･寂しかったよ。」

そう言いながら、玲於くんの手を握る力を強めたら

立ち止まった玲於くん

玲「会いたかった？俺に」

A 「会いたかったに決まってるよ」

玲「その割には、連絡くれなかったけど？」

痛いところ突かれた

A 「そ、それわ･･･」

玲「迷惑とか思った？」

なんでもお見通しじゃん･･･

うん、と頷くと

玲「彼女からさ、会いたいって言われて、面倒臭いなんて思う男いないよ」

玲於くんと初めての散歩は

見慣れた景色

歩きなれた道なのに

こんな綺麗な景色だっけって思ったり

この道の街灯のこんな明るかったっけって思ったり

玲於くんと一緒だと、何もかもが違って見える

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