How Low? GOHST house２【浦/島/坂/田/船】 (ページ14)

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２７.二度目のHalloween ページ14

今日はハロウィーン｡…ここに来てもう1年がすぎたんだ｡

そう思いながらリビングに行った｡…今日はやけに静かな気がする｡いつもキッチンにいるセンラさんもいない｡
ー嫌な予感がして､4人の部屋へ行った｡

浦田さんの部屋はいつものように整理されていた｡だけど､そこには誰もいない｡…机の上には海に行った時の貝殻がネックレスにして置いてあった｡添えられた紙には､"これ､つけてて"とだけ書いてあった｡

それを持って､志麻さんの部屋へ｡

もしかして､みんないなくなっちゃったのかな…｡でも､どうして？私のこと､嫌いになったのかな…？

志麻さんの部屋は相変わらず､PCやゲーム機まみれ｡そのゲーム機にまみれた中で異彩を放っているのは､紫色の薔薇だった｡髪留めになっているそれは､恐らく私に向けて置かれたものだろう｡

それも持って坂田さんの部屋に行こうとしたが､一番最後の方が良い気がして､センラさんの部屋へ行った｡

センラさんの部屋はジャスミンの香りがした｡まるでそこにセンラさんがいるかのように｡
仕事用の機材が置いてあるところにこじんまりとした箱と手紙が添えられていた｡箱の中には､黄色のストーンの付いたイヤーカフが入っていた｡

最後に坂田さんの部屋に行った｡

坂田さんの部屋は若干散らかっていて､いつも通りだ｡坂田さんの机の上には､チケットがあった｡浦島坂田船のライブのチケットだ｡ハロウィーンパーティー､っていうのかな？そこに描いてあるイラストが､何かを思い出させようとしている気がする｡

ふいに頭痛がして､その場に崩れ落ちた｡

ーあぁ､思い出した｡…私がここに来た本当の理由を｡

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久々すぎる更新ですみません！
楽しみにしてくださった方々､新しく知って頂いた方々､長い間更新せずに本当に申し訳ございません！待っていてくださった方々､本当にありがとうございます！