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雑用を終えても、怜央は教室には戻ってこなかった。
また誰かに捕まって立ち話でもしてるのだろう
前も同じようなことがあった
"レオは君しかいないって言ってくれたの？"
彼の言葉が頭の中にこだまする
そうであって欲しい自分と
それを信じられない自分と
ぐちゃぐちゃになりそう
それをかき消すように立ち上がり、職員室に向かう
階段を降りる途中で、声が聞こえて思わず立ち止まる
「怜央くんのこと、好きなの」
階段の下に怜央と女子生徒の姿が見えた
怜央は昔からよく告白されていた
そんな現場を見たのは初めてじゃないけれど、
怜央はどんなに告白されても、彼女を作ることはなかった
なぜなのか、昔から疑問に思っていたから、
怜央から発せられる言葉を待ってしまっていた
「……ごめん」
「そ、だよね…やっぱり成瀬さん？」
いきなり自分の名前が出てきて驚いてしまう
私の印象は、怜央とそういうことになっているのだろうか
私たちは勿論、恋人じゃないけれど、ただの幼馴染だけれど、
私たちの関係は何なのだろう
怜央は、何て言うのだろう
「……Aは関係ないよ、全く」
胸がチクリと、針で突かれた様なそんな気がした
この気持ちは何？
なぜ？
涙が出るんだろう
その場にいられなくなって、来た道を戻る
ちょうど様子を見に来た担任に雑用を渡し、
向かった先は_____
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yuzu - 続編見たいです (2018年9月6日 6時) (
レス) id: 9e011ed138 (このIDを非表示/違反報告)
：絹(プロフ) - ピンクイルカさん» コメントありがとうございます！もう一つの作品が完結したのでこちらメインに更新していきますね◯ (2018年3月11日 22時) (レス) id: 01579a6c5f (このIDを非表示/違反報告)
ピンクイルカ(プロフ) - 更新楽しみにしています！ (2018年3月3日 0時) (レス) id: 2deb6e087c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絹
| 作者ホームページ：http://twitter.com/kinu_6x
作成日時：2017年12月14日 13時
