*37* ページ38
「西内ちゃん、また明日ね」
彼は私に手を振る。
「……うん、明日ね」
私は、取り繕った笑みを浮かべ、カルマくんを見送った。
「ちょっとちょっと、A!」
「え、何?」
帰りの準備を済ませた優月が、高速で近づいてきた。
「Aって杉野と付き合ってるんじゃなかったの!?」
「……違うけど」
「え、そうなの!?
てっきり一緒に帰った日から付き合ってるものだと……」
そうだったらどんなにいいか。
「なのに、今はカルマくんと付き合ってるのね」
「!……なんで知って」
「“好きだよ”なんて、普通付き合ってる人にしか言わないでしょ」
聞いてたんだね。
「親友が元気ない時には、誰だって理由を知りたいと思うものよ」
そうでしょ?
そう言って、優月は笑う。
「そっか」
「そうよ。
理由は……言いにくいかもしれないわね、その様子じゃ」
その時、目の縁がじわりと熱くなっているのに気づいた。
そこまで分かってくれてるんだね。
私にとってはこの前会ったばかりなはず。
それでも優月は本当に大好きな親友で、一番の理解者だ。
「……っありがと」
「当たり前でしょ!」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
9人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
鬼灯(プロフ) - 桃花紅さん» 聞きたいことがあったら書いてね! (2015年11月16日 19時) (レス) id: 0e7de1bf96 (このIDを非表示/違反報告)
桃花紅(プロフ) - 鬼灯さん» わかった!!!では、またー(o´∀`o)ノ (2015年11月16日 7時) (レス) id: 5e0fd11b7e (このIDを非表示/違反報告)
鬼灯(プロフ) - お久さ〜ツイッターのことで、訳ありでできないんだ…受験勉強のことはノーコメで。あのあとちょとツイッター除いたら、名前変わってるやんって思ったわ。 あと話すときはここで。宜しく!! (2015年11月15日 22時) (レス) id: 0e7de1bf96 (このIDを非表示/違反報告)
桃花紅(プロフ) - 鬼灯さん» おおお、ホントに久しぶり!!!受験勉強どんな感じ?私、Twitterの方の名前が変わってるから気づかないかも…。今は「ちすけ」って名前になってるよ! (2015年11月15日 10時) (レス) id: 5e0fd11b7e (このIDを非表示/違反報告)
鬼灯(プロフ) - お久しぶりです!地獄の補佐官です← やっと戻って来られた^^; 見たら返事ちょうだい。 (2015年11月10日 22時) (レス) id: 0e7de1bf96 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:桃花紅 | 作成日時:2015年7月19日 9時