【暗殺教室】君のことを見つけた【杉野友人･赤羽業】

＊3＊ ページ4

ん…眩しい。


瞼をを通して透けた光。

目が覚めると、見たことないボロ校舎の前に立っていた。


何ここ、山の上？


今時木造とかあるんだ。



あれ、私は……寂しさに耐えられなくて、家にあった薬を全部飲んだよね……。

じゃあ、ここは死後の世界？

そんなわけないよね。

というか、何でスクールバッグ持ってんだろ。


「何これ、意味分かんない」


とりあえず、どうしたらいいか考えなきゃ。







「あ、おはよー、Aちゃん！もう退院したんだね！」



ふと聞こえた女の子の声。

振り返ると、そこにいたのは緑の髪の上半分をサイドで括った、背の小さい子。

スクールバッグを持ってるから、ここの生徒かな。




……ん？


「え、なんで私の名前」


「何言ってるの？それよりAちゃん、みんなが待ってるよ！」


言ってることの意味が分からない。


私はこの人を知らないし、入院なんかしてない。



緑の子に半ば強引に手を引かれ、連れてこられたのは『3-E』と書かれた教室。


「みんなーAちゃん来たよー！！」

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