strawberry-47 ページ17
真夜中、1時を過ぎた頃、一人の生徒から電話がかかってきた。
「カルマくんか、どうした こんな時間に?」
『……Aの記憶さ、消してくんない?』
「……本気か?」
なんでそんなことを……。
『Aはアメリカまで行くんだよ。
だったら、記憶を消したほうがいいんじゃない?
そっちの方が防衛省 あんた達 にとっても、都合いいでしょ』
確かに彼の言う通りだ。
国家機密の記憶を持ったものが、外国へ行ってしまうのは危険かもしれない。
もともと、生徒の気持ちを尊重するつもりだったが、彼の言う通り国外となれば話は別だ。
「……そうだな。しかし、今日の昼に引越しだろう。どうやって呼び出すんだ?」
『俺が今から言うところに明日の朝、車で来てよ』
そして、彼は電話を切った。
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桃花紅(プロフ) - すみこさん» もし良かったら、もう一つの小説もどうぞ! (2015年11月30日 17時) (レス) id: 5e0fd11b7e (このIDを非表示/違反報告)
桃花紅(プロフ) - すみこさん» 読んでくれてありがとう!めっちゃ恥ずかしいけど、感動してくれたなら嬉しいなヾ(●´∇`●)ノ (2015年11月30日 17時) (レス) id: 5e0fd11b7e (このIDを非表示/違反報告)
すみこ(プロフ) - まさか最後こんなオチとは…感動したよ!゚+。*・感。゚(゚ノД`゚)゚。動・*。+゚ (2015年11月30日 16時) (レス) id: f52ce25f50 (このIDを非表示/違反報告)
桃花紅(プロフ) - シャルさん» こんばんは、こちらこそ初めまして!感動していただけたなんて嬉しいです…ありがとうございます(*´ω`*) (2015年6月14日 20時) (レス) id: 5e0fd11b7e (このIDを非表示/違反報告)
シャル(プロフ) - 最後とても感動しました!面白かったです! (2015年6月14日 20時) (レス) id: 3a0a787c7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桃花紅 | 作成日時:2015年4月2日 14時