【暗殺教室】運命のいちご煮オレ ２【赤羽業】

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「ダメだよーA。ちゃんと鍵閉めないとさ」


「カルマ……！？」


「そうだよ？」

見てのとーり、と笑っている。

え、でもそんなことより……


「どうやって入ってきたの？」


「ベランダとベランダの間を跳んできた」


あっけにとられる私を見て、


「いっつも訓練やってんだから、楽勝」


いちご煮オレを飲んでいる。

そっか、でもどうしてここに？

すると、カルマはこう言った。


「逃げ出そうよ、二人で」


え……逃げ出すって？


「ほら！」


「！？」


お姫様抱っこをされてベランダへ。

そしてカルマは躊躇もなく、飛び降りた。


「うわぁ！！？」


「しっ！あんまりうるさいと親にバレるよ」


ふわりと地面に下ろされる。


「じゃあ、行こっか」


差し出された手を取り、走り出す。



思いがけない展開に、私はどうにも胸の高鳴りを抑えることができないみたいだ。

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