【暗殺教室】運命のいちご煮オレ【赤羽業】

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一方的に電話を切られ、しぶしぶベランダに出た。


「ほらーやっぱり泣いてんじゃん」


「泣いてな______」


「引っ越しのことはさ、しょうがないよ」


「……っ」


「それともさー、ちょっと距離ができたくらいで俺がAのことを嫌いになるとでも？」


「……」


「じゃあ、Aはアメリカに行ったからって、俺のこと嫌いになったり忘れたりするの？」


「ううん、絶対ならない！」


そうだ、それだけは自信がある。

カルマは今までで見た中で、一番優しい顔で、ふっと笑うと


「ね、そうでしょ？」


と言った。

胸がきゅうぅっと音を立てる。

好き、大好き。だからこそ……っ


「……それでもっ、私はカルマと離れたくない、よっ」


ずっと我慢していた分、涙が一気に溢れる。


「私はカルマと、ずっと──────」


「明日は、学校来るよね？」


「……え」


なんで、今それを……？


「期限、土曜日でしょ。あと2日しかないじゃん。みんな待ってるよ」


涙で霞んで、君の表情が見えなかった。

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