【暗殺教室】運命のいちご煮オレ【赤羽業】

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転勤…転勤……その言葉がずっと頭でこだましている。

転勤ってことは、引っ越しってことだよね。

ってことは、転校してカルマともはなれなくちゃいけないってことで。

いやだよ、そんなの。

……でも、まだ決まってないって言ってたし、大丈夫だよね。

一時の気休めなのはわかっていた。

考えている間に、あっという間にカルマん家の前。


ピンポーン


ピンポーン


またも反応がない。

ドアは開いているようだ。

何かあったのかな。

少し心配だ。


「こんばんはー。Aですけど……」


返事がない。

少し悪い気がするが、明かりがついていない、薄暗い廊下を通って一階の部屋へ。

そこには誰もいなくて、鍵をかけずに出かけたのかもしれない。

やっぱり二階にいるの？

なんとなく忍び足で上る階段。


「カルマー、入るよ？」


一応ノックをした。

ドアを開けると、そこには勉強道具だらけの机に突っ伏して寝ているカルマがいた。

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