彼は天才美容師【青】

#17 ページ17

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渡辺「Aちゃんをいじめてるやつらが許せないからっ！！」







急に声を上げて、びっくりした。








渡辺「いつも楽しみそうにここに来てくれて、

俺が髪を切ったら、いつも喜んでくれて、

予約してくれた時、涼太にいつも教えてもらうんだけどさ

Aちゃん来るよって言われた時、いっつも嬉しかった。




そのAちゃんが悲しい顔してここに来ることが初めてで、

こんなになるまでAちゃんをいじめたのかって許せなくて...」






翔太くんは、苦しそうな顔をしていた。







思わず、翔太くんの顔に手が伸びた。






「お願い、私のために泣かないでください。」







翔太くんは、本当にお客さん思いなんですね。







渡辺「その後輩野郎はなんで守んねぇんだよ！」


『翔太くん、お願いだからいつもみたく笑ってください。』


渡辺「そ、そんなこと言っても俺は納得しねーから！」









渡辺「とにかく、今は寝ろ」


『ありがとうございます。』


渡辺「全部忘れて、ゆっくり休んで」







翔太くんは、本当に子供っぽくて優しい人。


また好きになった。






とにかく甘えさせてもらおう。






渡辺「...おやすみ」





最後に大好きな声を聞いて、



眠りについた。

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