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深澤 side
会議室にいるのがメンバーだけになると
『ぁ.......』
深澤「おっとっ......」
今まで気を張っていたのか、力が抜けたAを咄嗟に支えた。
『ありがと、ふっか。なんか...安心したからかな。身体に力が入らないや。』
深澤「いや、いいんだけど...お前、サラシ解かれたの?」
Aの背中に触れた時、いつも巻かれているサラシの感触がないことに気づいた。
『うん....でも全部解かれる前に翔太くんと康二が来てくれたよ。』
深澤「全部解かれる前にじゃなくて、触られてることに問題があんの。他は大丈夫なのか?」
『うん、大丈夫。ありがと。』
俺とAが話していると
翔太がそれを見て「まだ強がってんの??」とAに向けて言った。
渡辺「A。怖かったんだろ?今は俺たちしかいないんだし、弱音くらい吐けよ。」
その一言を聞いたAは、段々と涙が出てきて
俺の胸に顔を埋めて泣き出した。
そして「怖かった...」「何もできない自分が悔しかった」と正直な気持ちを言葉にした。
俺は、泣いているAの背中をさすっていると
翔太が近づいてきて、Aを励ますように頭を撫でた。
.
.
しばらく泣いていたAだが、段々と落ち着いてきたみたいだ。
ラウ「落ち着いた?」
『うん。みんなありがとう。それと、迷惑かけちゃってごめんなさい。』
渡辺「別に迷惑だなんて思ってねーよ」
佐久間「俺らさ、Aに相談されなくてすっげぇ悲しかったんだぜ?俺らじゃ頼りないのかなって。」
『頼りなくなんかない.....』
阿部「だったら、もっと俺らを頼ってほしいな。」
岩本「もう心配かけんなよ」
阿部ちゃんと照が
Aに順番に頭を撫でながら、俺たちの気持ちを代表で伝えてくれた。
『みんな...ありがとう。』
Aが俺らにお礼を言うと
目黒が「そろそろ戻らないと時間やばいんじゃない?」と一言。
佐久間「ほんとじゃん!」
『あ、サラシ直してからでもいい?』
向井「ほんまや。そんな格好で廊下歩かせたらあかんわ。」
岩本「俺ら廊下で待ってるから直したら来て?」
そう照が言うと、1人ずつAの頭を撫でてから部屋を出ていった。
もちろん、俺もね。
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『おまたせ。』
岩本「んじゃ、行くか。」
Aが来て、俺たちは急いでスタジオに向かった。
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アイス(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます♪ (2021年9月28日 13時) (レス) id: 8b08fa0bad (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - SnowMan大好きです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年9月28日 0時) (レス) id: 3abf21e40c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アイス | 作成日時:2021年1月26日 7時