すの男装女子 (ページ21)

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キッチン───

『こーじ。やっぱり手伝うね。何作るの？』

向井「人数多いから鍋でもええかなって思ってんけど、よかった？」

『ええよ～。この残りを切ればいい？？』

向井「お願いしてもいい？」

『うん！』

向井「じゃあ俺、鍋とか色々用意してくるわ。」

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まだ切ってなかった野菜を切っていると、痛いほど視線を送ってくる人が1人。

『そんなに見られると変に緊張するんやけど(笑)』

渡辺「何作ってるの？」

私への返事はせんのかいー。

『こーじが鍋にしようって言ってたから野菜切ってるの。』

渡辺「ふーん。」

会話が終わってもじーっと見てくるしょっぴー。

『しょっぴーも野菜切りたいの？？』

渡辺「は？」

『いや、じーっと見てくるし、しょっぴーも手伝いたいのかなって思って』

渡辺「俺は今、Aが料理してる姿を見て堪能してるんだよ。」

『え、なにそれ。恥ずかしいからやめてほしいw』

渡辺「うわっ！かわいい！ずっと見てられるわ。」

『いや。向こうで座って待ってて。』

向井「もう2人っきりの世界にいかんとってよ～」

鍋やらお皿やら色々用意してくれていた康二が戻ってきた。

『2人っきりの世界になんていってないけどね』

渡辺「Aの料理してる姿を堪能してんの。最高だわ。」

『康二。しょっぴーがじーっと見てくるから怪我しそうやねん。向こう連れてって。』

私がそう言うと、康二が「わかった」と言って、しょっぴーを連れていこうとする。

しょっぴーは「いやだ！Aを見てるの！」と駄々こねてる。

5歳児やな。

なんか向こうの方でひーくんが「ここで待ってろよ」って声が聞こえるw

『康二、ありがとうw』

向井「全然いいって。おっ、切り終わったん？ありがと～」

『これ運んだらいい？』

向井「俺が運ぶから先に向こう行ってええよ」

『じゃあはんぶんこで持っていこ？私これ運ぶから康二これお願いしていい？？』

向井「はんぶんこってなんかかわええな！」

2人で運んでいくと、いじけているしょっぴーを見つけた。

深澤「A、康二、ありがとう。」

渡辺「！！！俺絶対にAの隣に座る！」

目黒「じゃあ俺反対側の隣で」

岩本「Aが来たとたん、翔太元気になったじゃんw」

めめと翔太くんに挟まれながら、お鍋を食べ始めた。

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