もしもヒーローになれたら ２

♭危険な水遊び ページ41

ふっかside

仕事があったメンバーを、順番に回収してった車の中。
翔太だけ明日が大仕事だったから、今日お休み。

舘 「翔太、ご飯食べたかな？」

康 「ダテ、言うてる事がオカンやで」

照 「トレーニングちゃんとしてるし、
ムリに進めるとよくないって言ってあるから」

皆が気になる翔太のアレコレ。
とある公園に差し掛かったら、膝にいるトイが落ち着かない。

トイ「辰哉、この先サドネスの気配がするすの！」

深 「この車の気配、消した方がいいかも。
フレグランススモッグ！」

康 「見っけた！ あそこの公園の噴水や。
中に誰かおるかもしれへんな？」

目がいい康二が、噴水の中のサドネスに気付いた。
車の中で変身して、急いで駆けつけた。

阿 「どうしよう。 水中じゃ相性悪いヤツばっかだ」

佐 「俺の風で切り抜ける、ブロッサムピルエット！」

俺の香水の匂いつきの風が、噴水の水の壁を壊した。
噴水の上に、サドネスが立ってた。

ハイ「もー、いいトコなのに。 水遊びしてんの！」

全員「しょっぴー！？」

サドネスが突き出した水の檻。 中にナベがいた。
舘さんが斬りかかったけど、火が消されたら力が及ばなかった。

ハイ「水を使う僕に、火で戦うなんて無謀だね」

照 「舘さんの力でもダメなんて・・・」

水なら、ナベじゃないと太刀打ち出来ない。
こんな強いヤツならなおさら。

深 「水が使える？ もしかして！」

阿 「何してんの！？ ふっか！」

俺は噴水に飛び込んだ。 水の檻に、香水ボトルを突っ込む。

深 「翔太を守って。 フレグランスクラウド！」

ハイ「色が変わった！？ ジキルの力が弱まっただと」

深 「まだ続くぞ。 チェンジリング、インストール！」

俺のフレームを、ナベの腕時計に嵌めた。
水の勝負、コレで決める！
ふっか→しょっぴー 3匹の鯉

１番大きい黒い鯉にナベ乗せて、
落ちないように鯉の背中と俺で挟んだ。

深 「カープアッパー！」

鯉の滝登りで檻から脱出！
ついでに赤と青の鯉が、サドネスにビンタ喰らわしてた。

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