もしもヒーローになれたら (ページ41)

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ちょっと休憩お疲れのめめページ41

めめside

朝、外が明るくなった気配で起きる。
・・・いつもより、布団が暑い？
意識がハッキリすれば、右に俺を腕枕にして寝てる康二。
左にその大きな身体を、器用に丸めて寝てるラウール。

しばらく俺が、映画に取材で何かと忙しかった。
今日乗り越えればその忙しさは終わるけど、
俺の事大好きな2人なら待てなかったんだろうな？

起こさないように慎重に起きる。
ちょっと背中がゾワッとしたのは、朝特有のダルさだろう。
仕事してれば治ると信じ、レギュラーモデルの撮影へ。

ナイトはまだ寝てたので、静かにカバンに入れて同行。

スタ「目黒くん、もう少しこっち向ける？」

撮影が進むにつれ、頭が重くなってきた。
ベンチに座って撮影の時、ちょっと背もたれに身体を預ける。

・・・もしかして俺、熱あんのかな？
その後の取材、あんまり内容覚えてないや。
熱は測ったら負けな気がして、気合いで残りを乗り切った。

ナイ「蓮、ムリはよくないですの」

蓮「コレで今日は最後だから。
明日から数日オフもらえたし、そこで調子戻すよ」

マネージャーの運転する移動車の中で、
ナイトからチクリとイタい一言。
今日の最後YouTube撮影、ちゃんとやれるかな？

YouTube撮影は、事務所のオープンスペースの丸テーブルで。
メンバーの顔を見つけると、お疲れーなんて声が飛ぶ。
・・・んだけど、本当に飛んで来たワンちゃん2匹。

康「めめ、なんちゅう顔しとんねん！？」
ラ「休まなきゃダメ！こっち来て」

２人にズルズル引っ張られて、隣のテーブルに移動した。

照「うーわ、こんな顔で仕事したのか」

次々に顔を覗いては、散々な言われようの俺。
でも仕事なんだから、ちゃんとしなきゃ！

蓮「撮影始まる前に、起こしてもらっていいッスか？」

全員「めめのバカ！カメラ映る顔じゃないから！」

こっそり後ろに隠れてた玉雪達にまで怒られた。
その時佐久間くんが誰か見かけたみたいだけど、
それより前に俺の意識は途切れた。