もしもヒーローになれたら (ページ34)

今日:13 hit、昨日:13 hit、合計:35,492 hit

△ゆり組ジャスティスページ34

しょっぴーside

ギリッギリで収録開始時間には間に合って、
ライブ並のアドレナリン全開で収録を終わらせた。

次の仕事への移動で赤坂サカスの前を通った時。

ジェ「ちょーっと、待ったぁー！！
なーんでアンタ、すーぐ人間に戻れてるのよ！？」

めちゃめちゃブチギレてる、ゴスロリ系の服の女。
その横にいるのは？
あーっ！俺にグミ売った怪しい女！

ビノ「ビノスのソロモングミの効果は絶大。
あの場にいた全員が理解するなど、本来不可能なのに」

すると、俺の肩を抱いて1歩前に出る涼太。

舘「アレ？俺らの関係、調べてなかったんだ」

ジェ「わざわざアンタ達の事調べなくても、
たまたまヒットしてラッキー！
くらいにしか思ってなかったわよ！！」

舘「じゃあ、まだまだ翔太の事何もわかってないなー。
俺はずーっと翔太の事、隣で見てたんだから！
この中じゃ誰よりも翔太の事、理解してると思ってるよ」

耳元で言われると、こっ恥ずかしい気持ちになる。
でもこの涼太に守られてる感じ？嫌いじゃない。

舘「どんな姿になってても、翔太の事必ず見つけられるさ。
翔太は俺が守るって、幼稚園の時から決めてたからね」

いよいよ本格的に恥ずかしい。
それに、アイツに一発やんないと気が済まない！

翔「舘さん、アイツいい？」

舘「そうだね。もっと見せつけてやらないと」

ゆり「オンステージスノーエボリューション！」

ジェ「信じらんない！ボコボコにしてやるー」

照「俺らはザコを片付けますか」

ゆり「チェンジリングインストール！」

俺と涼太は、敵の本丸にまっすぐ向かう。
行く手を阻むキッツー集団は、照達で始末するようだ。

舘「ねぇ翔太、ちょーっと派手に水遊びする？」

翔「火遊びは程々にしろよ？
って言っても、火消しなら協力すっから」

お互いの炎と水の武器を交換する。
シンメで同じ武器が使えるのは、俺らの特権だろう。
お互いの刀を交えて、息を整え目を合わせる。
どうやら涼太も、同じ事考えてそうだな？

ゆり「百合の太刀双龍！」

刀から、赤と青の龍が出て暴れだした。
もう一度涼太と目が合うと、うんと頷いて走り出す。
銃でキッツーを避けながら道を作ると、
同じタイミングでジャンプして自分の色の龍に乗った！

阿「うわぁー、ゆり組ジャスティス！」

そんな声が聞こえて、恥ずかしくなる前にコイツを片付ける。

翔「スプラッシュヒット！」
舘「ブラストヒット！」

ビノスってヤツはやった。