家政婦の雪 (ページ34)

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家政婦の大仕事ページ34

Aside

家政婦の仕事は、とても忙しい。
9人分の洗濯に食事、毎日となると大変なのだ。
でも誰かしら手伝ってくれるので、だいぶありがたい。

そんな中、目の前で手を合わせてお願いする目黒くん。

蓮「Aちゃん、お願いします！
俺の部屋の掃除、手伝ってくれませんか？」

部屋の掃除くらいならと、簡単に思っていた。

翔「うわー、目黒の部屋かー」

照「重い物あったら呼んでね？」

何でだろうと思ってたけど、目黒くんの部屋に行って確信。
さすがに部屋中ゴミ屋敷ではなかったけど、
とっ散らかった物で溢れかえっていた。

A「モデルやってるだけあって、服多いですね？」

蓮「好きだからね。舘さんもスゴいよ」

A「皆さんのファッション、センスありますよね」

クローゼットに、畳んだ大量の服を仕舞う。
キレイに片付ければ、意外にも収まりがよかった。

蓮「・・・ラウールに少しあげようかな？」

ふっかさんに服もらってるの、何度か見た事あるなー。
ちょっと入りきらなかった分は、行き先考えるみたい。

幸いにも、重たくなった物はなかった。
ゴミ袋の数は、相当な数出たけどね？

ラ「めめー、舘さんご飯作ってくれたよー！」

掃除頼まれてから、かなり時間経ってたらしい。
ラウールくんが、呼びに来てくれた。

A「すみません！私も行かないといけなかったのに」

ラ「大変な仕事だろうから、一回お休みだってさ」

皆さんの優しさは、いつも痛感しております。
自分達も忙しいのに、いつも家でも気遣いを忘れない。

舘「Aさん、お疲れさま。ご飯出来てるよ」

蓮「やった、舘さんのご飯だ！」

舘「いつも食べてるじゃん」

一仕事した後のご飯は、また格別なものがある。
もちろん、舘様のご飯はいつも美味しい。

翔「うわっ、うまっ！」

いつもどおりの声を聞いて、今日も平和だなーなんて思う。
こんな日も悪くない。