もう一つの山脈の物語【狂気山脈】 (ページ10)

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↑ ページ10

「では作戦を立てよう。主に装備についてだ。」

そう言うと、装備について話をする簡単にまとめると、

A:Caravan(キャラバン)
長期の登山に耐えられるように、たくさん持っていくスタイル。精神的な安心が得られるスタイルやな。食料は30日分

B:Light & Fast(ライト&ファスト)
できる限り少なく持っていくスタイル。なんていうか、恩恵は受けられない代わりに速く動ける感じや。食料は14日分

「僕はBですね。」

譲さんがそう言う
うーん…
もしこの登山が俺とゾムとグルさんの3人だけやったら、グルさんの能力もあるからBでいくんやけど
今回は一般人もいる、やから…

『俺はAの方が良いと思います。何日かかるかわからない上に体力的に辛い人も出そうですから。それにAやったら途中で捨てられるので。』
「たしかに、トン氏の言う通りだな。能力者ならまだしも、能力を持っていないとなると、装備を使い切った時にどうしようもなくなるからな。命あっての登山だ。」
「たしかに。」
「そうですね、Aにしますか。」
「賛成です。」

ということで、装備はキャラバンになったのだ

その後、コンディション調整と情報収集した

『と言ってもなぁ…何を調べるかぁ。』
「調べられるものは調べ尽くしたからな…」

そうなのだ、調べ尽くしたのだ
ゾムから連絡があったあと、ガチで調べたのだ
俺たちの知識の倉庫である、エーミールと共に…