５７-purple- ページ17
-Fukazawa-
「Aちゃん、話してくれてありがとうね。」
その小さな体に誰にも言えないまま何年も何年も溜め込んできたAちゃんの内側
俺が聞くのは、まぁ間違ってるのかもしれないけれど事情、繋がりを(偶然にも)知ってしまった以上
今このこの頼りは俺だけだと思った
だから少々踏み込ませてもらったよ。
みんなは俺のことを優しすぎると言うけれど、俺はこの子以上に優しい人に出会ったことは無い
他人を思いがるがゆえ頼れず、
他人を思いやるがゆえ身を引き
他人を思いやるがゆえに自身の事さえも疎かにしてしまう
「...、あの3年間でわかってたはずなのにな(小声)」
雪「深澤くん？、」
おっと声に出てしまってた。、
なんでもない、俺が後悔することではないんだ
「なーんでもないよ！よく苦しい事を耐えてたね...。苦しくても、楽しさに変えて頑張ってきたんだね。」
雪「そんな...、しみじみ言われることでもないですよ...(笑。彼の人生が私がいることで変わるのなら、って思った行動です。」
雪「結果...私はあの日も、、、亮平くんのこと好きなのに、『さよなら』の一言を優しいあの人に言わせたくなかった弱虫なんですよ...。」
たしかにな、たしかに阿部ちゃんは優しすぎる。
でもね？
「俺からしたらAちゃんも優しすぎるんだよ？...繰り返しになっちゃうけど、よく頑張ったね。そして、改めてAちゃん、また会えたね。」
会えて嬉しいよ。
という続きの言葉はさすがに言えない(笑。
あとがこぇーもん(笑。
「さて、Aちゃん。手術受けるんだよね？」
雪「受ける。」
「ん。わかった。それはあの病院で？」
雪「うん...。でも、、、」
「そう、そういうこと。Aちゃんがあそこに通う、入院する。で、俺らも社長のお見舞いに行くんだよ。ということはだよ？Aちゃんが隠していたかったラウールと、...君の大切な人とも会う可能性がある。」
病室の場所や階、病棟は別の場所だとしても「病院」という限られた場所
それはこの数年の何よりも近いってこと
君の今までの頑張りをここで終わらせたくはないけれど、
...、俺は君を大切に思っているあいつの事も考えちゃうんだよ。
「Aちゃん。あのさ...、」
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No.07(プロフ) - みゆさん» みゆ様、コメントありがとうございます！長年出会うことなく過ごしてきたおふたり...、この先どうなっていくのか、お楽しみ頂けたら幸いです！ひとつだけ、わたくしNo.07はバットエンドよりも...、と思って構成しております(^^) (2019年11月2日 0時) (
レス) id: 1ed73bc575 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ - どうがあわせてあげてほしいです！(><)！ そしてできるのならまた結ばれて欲しいです！(><) (2019年11月1日 21時) (レス) id: d908992403 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：No.07 | 作成日時：2019年10月24日 23時
