５５-purple- ページ15
-Fukazawa-
雪「病院、...私が病院いた理由は、その...高校の時に発症した病気が再発したの。幸い、手術の成功率は70％で、完治もするはずだって。」
病院で見かけた時、きっとそうなのかもしれないと予想していたが...
「まじなの...？」
本人の口から告げられると理解はしていても声が震えてしまう。
雪「マジ、なんですよ...(笑。なんで今なんだろう、冗談であってほしいって、思ったんですけどね...。」
「A、...手術は？」
雪「受けます。」
きっぱりと言いきった、Aのその茶色がかった目はあの日のように綺麗だった
雪「...ふっかさん。ここから話すのはひとりごとかもしれないです。聞いても聞かなくても大丈夫です。」
「...ん。」
雪「ずっとずっと大切で大好きな方がいるんです。中学入学してから、一目惚れした2つ上の先輩で...、先輩は俺の方が先に好きになったって、俺も一目惚れだって、告白してくれて付き合ってた方がいるんです。
ジャニーズというその世界のパイオニア、その人に憧れてるって...、そして夢があるんだって...。私はね、その夢を、、、大切な人の道を壊したくなかったんです。
別れるって言う決断をしたこと、後悔したんです...。でもそれと同時に今の活躍を見る限り、これでよかった...これ『が』よかったんだって...自分に言い聞かせてるんです。
でも、でもね？忘れられない...。今までもきっとこの先も大切な人は亮平くんなんです。
私が初めて病気が発覚した高三の秋...、本当に苦しかった...苦しくて苦しくて...悲しくて、治療が無事終わったあともリハビリと、断念した受験のための勉強...。
なんの為に...って思いました。あの頃はラウくんにも沢山迷惑かけちゃって...。
私が今ここにいる理由、今も自分の夢である看護師を目指してる理由はね、亮平くんがいるから。亮平くんは自分の力で難関を突破した。亮平くんのことだから...きっと溜め込んだと思うんです。誰よりも、何よりも努力して...。
私は...亮平くんの言っていた『憧れ』を見たいんです。見届けたい...。
だから...、生きるの。」
時折涙ぐみながらもその雫を流すことなく凛と思いを告げるAちゃんは
当時の面影を残しつつ、素敵な大人の女性に成長したんだって、
感慨深くなってしまった。
そしてやっぱり、君も思い続けていたんだね。
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No.07(プロフ) - みゆさん» みゆ様、コメントありがとうございます！長年出会うことなく過ごしてきたおふたり...、この先どうなっていくのか、お楽しみ頂けたら幸いです！ひとつだけ、わたくしNo.07はバットエンドよりも...、と思って構成しております(^^) (2019年11月2日 0時) (
レス) id: 1ed73bc575 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ - どうがあわせてあげてほしいです！(><)！ そしてできるのならまた結ばれて欲しいです！(><) (2019年11月1日 21時) (レス) id: d908992403 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：No.07 | 作成日時：2019年10月24日 23時
