144-black- ページ27
-meguro-
佐久間くんと話そうって言われて、解放されてるフリースペースに来た
(あ、今日の仕事事務所)
佐「んー、ここ今なら誰もいないか。よしっ!めめここでいいかー?」
「どこでも大丈夫っすよ。」
満足そうに頷く佐久間くん
佐「まずはめめ。ごめん。」
そう言って頭を下げてくる、、、えっ!?
「待ってよ!なんで佐久間くん謝るの!?」
佐「...俺さー、雪城Aちゃんのこと知ってたんだわ。」
バツが悪そうに苦笑いしながら
佐「目黒が学生証返しに行く時は知らなかった。俺が知ってるあの子だとは思わなかったんだよ。」
佐「...探してたんだ。俺達も彼女がこんなに近くにいるなんて知らなかったからさ。」
それはそれは大切な宝物を扱うように優しく話すから、
きっと俺が知ることの出来ない思いが沢山あるんだろうなって思えた
「佐久間くん、...俺達って?」
佐「ん?...俺と、ふっか、それから」
「「阿部ちゃん」」
佐「おや?」
確信はないけど、多分そうだと思っていたから
思っていたからさ...
佐「そっかそっか...。感じてたんだな。」
俺より背の小さな兄さんに頭を撫でられて...
ちょっとだけ、じんわり目の奥が熱くなった
「...前ね、Aさんがラウールと話してるとこ見かけたんです。その時Aさんが、『亮平くん』って、呼んでたから。」
「同じ名前の人たくさんいるけど、きっと俺の知ってる『亮平』くんだと思ったんです。」
大きくて暖かい手が何度も頭撫でてくれるから
少しその温かさに甘えて、ちょっとだけ、今だけわがままになってしまっても、いい...?
「もっ、と、早く出会えてれば、Aさん、俺のことも見てくれたかな...?」
「阿部ちゃんより、もっともっとかっこよかったら、優しかったら、笑い合えたかな...。」
でも、俺、阿部ちゃんのことも、お兄ちゃんたちみんなのこと大好きなんだ...
佐「めーめ、めめはかっこいいよ。誰かと比べるんじゃないよ。目黒は目黒。オンリーワンなんだから。...って、俺に言われてもだよなぁ。」
佐久間くんを責めるわけないじゃん。
いつも優しい佐久間くんだから、
「俺、佐久間のこと好きっす。」
佐「嬉しいこと言うじゃん」
「あべちゃんもふっかさんも好きっす。」
佐「...おや?」
「Aさんのことも大好きです。」
佐「...。」
「話してくれてありがとうございます!俺、大切な人達に笑っていてほしい。」
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No.07(プロフ) - かなさん» コメントありがとうございます!一気読みしていただいて、嬉しいです♪お楽しみにしていただいてるのに更新止めてしまっていて申し訳ありません...。時間かかっても更新していきますので、もう暫くお待ちください! (2020年3月22日 22時) (レス) id: 1ed73bc575 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - はじめまして。一気読みしました。亮平くんに早く幸せになってもらいたくてとても続きがきになりました!お忙しいとは思いますが、更新頑張ってください。 (2020年3月22日 19時) (レス) id: cf09c904b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:No.07 | 作成日時:2020年2月26日 23時