III ページ25
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｢大丈夫、大丈夫…大介だよ、痛いことも苦しいことも何もないよ、｣
翔｢ごめんなさっ、はぁ…んっ、はぁっはぁ｣
｢照、｣
照｢呼んでくる｣
崩れ落ちた翔太を抱きしめて、なんとか落ち着かせようとするも
身体中は震えたままだし、どんどん酷くなる呼吸。
このままじゃ拉致があかないから、照に彼を呼びに行ってもらった。
そう、翔太の幼馴染であり安定剤である涼太だ。
涼｢翔太！｣
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
涼太side
焦った様子の照がいきなり降りてきて、
翔太がパニックになっている、と。
聞けば翔太の叔父が現れたらしい。
秀明兄ちゃんとは俺も何回か遊んでもらった記憶はある。
あの事件の時、彼は数年間海外出張に出ていたから何も知らない。
｢翔太、涼太だよ｣
翔｢はぁっはぁ、りょ、た…っ｣
｢ん、大丈夫…大丈夫だよ俺がいる｣
滝｢涼太か？｣
｢近づかないで！！！｣
｢ごめん秀明兄ちゃん、後でゆっくり話すから今は翔太から離れてください｣
俺に気づいて、近づいてきた秀明兄ちゃんに思わず声を荒らげた。
翔｢、はぁ…んっ…｣
｢寝ちゃっていいよ、ずっと隣にいるから｣
翔｢ん、はぁ………ｽｰｽｰ｣
｢部屋で寝かせてくるね｣
涼太の匂いが落ち着く、といつも言ってくれるから
翔太の部屋じゃなくて俺のベッドに寝かせた。
涙のあとが残った頬を優しく撫でた。
翔太はいつ解放されるのだろうか。
いつまで過去に苦しませられなければいけないのか。
翔太がパニックを起こす度に思う。
翔太は頑張ってるのに、なんでって。
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海樹(プロフ) - わーい！更新待ってました♪たくさん読めるの嬉しいです！！ソワソワしながら更新されるのをお待ちしてますねw (2020年6月1日 17時) (
レス) id: 134b7493ee (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 1よりの2でお願いします！ (2020年5月10日 3時) (レス) id: 31538845d2 (このIDを非表示/違反報告)
柑奈(プロフ) - 新作、楽しみにしてます！ (2020年5月8日 22時) (レス) id: 2277aff8af (このIDを非表示/違反報告)
いた。(プロフ) - 2がいいです！お願いします。 (2020年5月8日 19時) (レス) id: 7d25e46756 (このIDを非表示/違反報告)
さとぼーの - マイナーかもですが4-1がいいです！ (2020年5月7日 21時) (レス) id: c9cd78e719 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉 | 作成日時：2020年4月29日 11時
