嘘の告白なんて 。 【 青 】

❍ 18day ページ19

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『 び 、貧乏ですよｯ … 貧乏で何が悪いんですか … 』



















ほんとは強い口調で言ってやりたいが所詮私は臆病者だ 。
心で思うだけで口には出せない



















そう弱々しく言うと



















青「 … 別に ?? 。兎に角その鞄古いから 、
　 俺の今使ってるやつあげるわ 。 」














『 え … 』



















急な提案に驚きの声が出てしまう 。



















私が何か言葉を返そうとするも彼はそそくさとロッカーへ行き
鞄を取り出すとまた私の所へ戻っていき



















"どん"















『 !! … 』



















私の机の上に音を立てながら鞄を置いてきた

















見た感じ革製のもので高そうだな …






ちょっとだけ 、喜んでいる自分がいた 。



















青 「 貧乏人には到底買えない値段だからさ 、大切に使えよ 」



















前言撤回 。






全ッ然嬉しくない 。なんでわざわざ余計なこと言うのかな 。



















またふつふつと怒りが湧いてきた 。












しょうがないじゃん 、私だって … お母さん 、お父さんだって
貧乏になりたくてなってるわけじゃないんだから …



















今日中に捨ててやろうか 。そう思ったけど 、
















青 「 あ 、これから毎日それで来いよ 。」











『 … 』



















やっぱ捨てるのは無理そうだな 。

















まあとにかく 、くれたんだしお礼は言わないと 。そう思い

















『 あ 、ありがと … 』



















彼の瞳を見詰めながらそうお礼すると















青 「 別に 。貧乏人且俺の好きな人にこんなことするのは当然だろ 」



















なんて真顔でいい 、じゃあまた休み時間に 。と述べ 、他の人の所へ言った 。





なんだこの人 …



















深 「 … 」

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