止まるわけにはいかないから ページ17
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Meguro seid
目「お疲れ様でした、！」
事務所で次の仕事の打ち合わせをし終えて、帰ろうと廊下を歩いていると昼間、3月に行われるライブの打ち合わせをした部屋の明かりがついていた。
けれど、話し声は全く聞こえないくらい静かで俺は気になって扉をそーと開けた。
目「…A、くん？」
机に向かって何かを書くと、方向を変えてホワイトボードに何かを書き込んだAくん。
目「……、」
扉から見えたAくんの横顔は、かっこよくて、なにより、"美"と、"儚い"が混ざりあったようなそんなような横顔に見えた。
事実、Aくんはかっこいいし、可愛さも持ち合わせてるしほんとにハイスペックだ。
「あ、目黒」
目「お疲れ様ですっ、！」
俺の視線に気づいたのか、Aくんは扉の方に顔を向ける。
俺は目があったから俺はドアの隙間からお辞儀をした。
「そんなとこに居ないで、入りな、？」
目「…失礼します、」
「んふ、そんなに緊張しなくて大丈夫だよ」
俺の緊張に気づいたのか、Aくんはふわりと笑うとそう言った。
目「Aくん、何してるんですか、？」
俺はひとつそうAくんに質問をした。
「…今はね、ライブの構成して新曲の歌詞を書いてるところ」
目「2つも同時にできるんっすね…、憧れますっ…！」
「憧れてるなんて…、ただ、同時にやらないと間に合わない気がしてさ」
Aくんはそう言うと、手元にある資料を見つめた。
「今回のライブは、いつも以上に頑張らないとだからさ…、」
その資料には、
"Snow Man 9人新体制お披露目コンサート"
と書いてある。
「おれは、みんなに認めてもらえる為にやるしかないんだ」
だから、"ここで止まるわけにはいかないんだ"。
そう言ったAくんの横顔を見つめる。
Aくんは俺が見てきた中でトップクラスに入るくらいに、
俺が見てきたAくんには限りがあるけど、出会った"あの日"から俺の心はAくんに奪われている。
目「…俺、絶対に負けたくないんです」
「うん」
目「だから、俺Aくんの役に立ちたいんです。」
俺がそう言うと、Aくんは綺麗な目を大きくさせて驚いた。
「目黒の気持ちは嬉しいよ、けどこれはおれにしかできないことなの。」
「だから、目黒はおれに水を買ってきて？」
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作者名：suger | 作成日時：2022年2月19日 12時
