SnowMan/思い出 (ページ6)

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最初で最後の舞台ページ6

目黒

佐久間くんは、SnowManとして活動をする、いや活動を続けることになった。ファンの皆さんも、佐久間くんを受け入れてくれた。個人での活動はやめて、しばらくはグループのみの仕事をする。最初にするのは、歌舞伎Finalの稽古。記憶を失った佐久間にとっては未知の世界。この歌舞伎は今回で終わりなのに、佐久間にとっては今回が初めてってことだよな。

「え、これに乗って太鼓叩くってことですか。」
「そうだよ。てか敬語やめよ。メンバーなんだし。」
「あ、そっか…」

佐久間くんはちょっと嬉しそうにした。俺も加入したばっかりの時は敬語で、先輩の佐久間くんによく励まされてたなあ。でも今は、佐久間くんが後輩みたいだ。黒髪だし。

「岩本くん、ここ教えて。」
「はーい。」

佐久間くんと岩本くんのやりとりが聞こえる。アクロバティックの腕前は相変わらず。体が覚えているのか、すんなり練習をこなしていく。本当、佐久間くんってすごいよな。

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