ars山コンビ(百人一首物語)OS (ページ19)

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難波潟ページ19

難波潟短かき蘆の節の間も逢はでこの世を過ぐしてよとや
(なにはがたみじかきあしのふしのまもあはでこのよをすぐしてよとや)

もしこの世に神様がいるのなら

神様は絶対に性格悪いな

だって、

ほんの短い間も

君に会わせてくれないのだから

お互いに仕事が忙しいのはわかる

この仕事で食べさせてもらっている以上

例え、どんなに眠くても我慢する

でも、君に会えないのは我慢ができなかった

レギュラー番組では5人で会える

でも、2人では会えなくて

とうとう、我慢の限界がきて

楽屋でニュースの原稿をまとめている翔くんの
手を掴んで楽屋を出た

翔「ちょっ、さとしくん？！」

翔くんがいきなりでびっくりしてるけど

そんな君も愛おしくて

空いている楽屋に入って、直ぐにキスをした

翔「っ、さと、くっ////」

智「んっ、うっ」

暫くして唇を離して

顔を真っ赤にして俯く翔くんを抱きしめた

翔「智くん？」

智「ごめん、我慢できなかった」

戸惑っている翔くんに正直に言うと

翔「ふふっ」

なぜか翔くんは笑った

智「なんだよー」

翔「珍しいなーって思って」

そう言うと、翔くんの回していた手に力が入った

翔「俺も、こうしたかった」

そのたった一言が今までの寂しさを消して

改めて、俺の中での翔くんの偉大さを知った

そして、

自然と唇が重なった