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「Endlich treffen wir uns, Yoichi Isagi. 」
「!」
「Ich werd dich duzen, Yoichi, okay?」
唐突に俺の前に姿を見せたそいつは、俺がシュートしたボールに自分のボールを当てるという離れ業を見せた。
「Ich heiße Kaiser
und werde “das Unmögliche” schaffen!」
驚きを隠せない俺を満足げに見ながら喋っている。
「Auf die Knie Blue Lock!」
「やべえ『カイザー』って単語しか聞き取れねぇ」
決め台詞のように言い放ったが、どうやらドイツ語らしく全く理解できない。
ただ『カイザー』という言葉には確かに聞き覚えがある。
「
騒ぎを聞きつけ他のドイツ棟メンバーが声をかけてくる。
そこへ。
「Das bringt nichts, Kaiser.
Die Können dich nicht verstehen. 」
「またドイツ語かよ…」
「Hier, benutz das. 」
よく見るとその男の手にはなにやら箱が載っている。
「Die sind für alle hier im Blue Lock.
Kleine Aufmerksamkeit von Jinpachi Ego. 」
ジンパチエゴ?絵心さんのことか?
そいつは箱から取り出したものを手渡そうとしている。
「イヤホン…?」
「Ein Mikro-Dolmetscher.
Einer unserer Sponsoren hat dieentwickelt, um sie bei kommerziellen Weltraumreisen einzusetzen.
Designt, um mit Menschen aus aller Welt reden zu können. 」
半信半疑で渡されたイヤホンを装着した瞬間、文字通り自分の耳を疑った。
「Ist erst mal noch ein Prototyp.
…設定した言語に瞬時に変換してくれる代物ですし
個々の声質にも限りなく近いニュアンスで聴こえるでしょ?」
「!」
ずっとドイツ語を喋っていた声が、瞬時に日本語へと変換された。
「申し遅れました
はじめまして“
ネスと申します」
その声は確かに先程の元の声とよく似ていた。
「おーヤバ!
日本語で聴こえる!」
「これだったら激しく動いても試合中落ちねー」
青い監獄メンバーはイヤホンの性能に驚いている。
「つーかこのスポンサーって…
御影コーポレーション!?」
雪宮がイヤホンに刻まれた名前を見つめる。
そこへ、凛とした女性の声が響き渡った。
「はじめまして、青い監獄」
「……てめぇこのクソ姉貴、何でここにいんだよ」
その声に誰よりも早く反応したのはカイザーだった。
「姉貴…?」
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ユキネコ@しばらく無浮上(プロフ) - エリザベス女王さん» 姉様は基本的に何考えてるか分からないので……笑 今後どうなるか私も楽しみです(?) (4月25日 22時) (レス) @page7 id: ce88fc4737 (このIDを非表示/違反報告)
エリザベス女王(プロフ) - な、、なんという展開、、⁈何を考えているんだ姉様!、、 (4月25日 18時) (レス) @page7 id: 2cb2cc3e09 (このIDを非表示/違反報告)
ユキネコ(プロフ) - エリザベス女王さん» わわ…ありがとうございます!本家だと可愛いところがあまりないので、完全に妄想で可愛い弟感出しちゃってます…笑最高と言ってもらえるなんて感激です!!ペースは遅いですががんばります! (4月11日 18時) (レス) id: 7e1c174fc5 (このIDを非表示/違反報告)
エリザベス女王(プロフ) - 今回も最高です、、、‼︎カイザーが可愛すぎる😞なにを言っても言いくるめられちゃって舌打ちしかできないカイザー最高です!更新待ってます! (4月11日 18時) (レス) @page6 id: 2cb2cc3e09 (このIDを非表示/違反報告)
ユキネコ(プロフ) - エリザベス女王さん» エリザベス女王さん、コメントありがとうございます!ラファエラはカイザーより余裕なキャラにしたかったので嬉しいです…!コメントを糧に頑張ります💪 (4月7日 18時) (レス) id: 7e1c174fc5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユキネコ | 作成日時:2023年9月16日 21時