【降谷零】犯人と間違えられて車をぶつけられました【名探偵コナン】

あむぴっぴ8.安室 ページ8

それから2,3日は、ポアロで働いた。
Aさんがどんな人かもよく分かっていなくて、ただ要望を聞けと言われてももしかしたらとんでもない事を言われるのではないかと思っていた。
でもこの間話した感じだとほんとにちょっとした我儘程度のもので済みそうだ


「失礼します」


「あ！安室さん来てくれたんですね。もっとあとになるかと思ってた」


部屋に入るなり前回と違うところがすぐにわかった。
前は何も無い部屋でAさんが1人、ものすごく孤独感が漂っていた。
失礼な言い方だけれど。


「もしかして誰か来ました？」


「あぁ、先日昔の友達が来たんです。情報が回るのは早いですね。」


「それでか…すごい賑やかになりましたね。」


沢山のぬいぐるみに囲まれているAさんを見て苦笑いする。
当の本人はとても幸せそうな笑顔をみせた。


「じゃあ…これ以上増えたら騒がしくて看護婦さんに注意されてしまいますかね？」


そう言って紙袋を差し出す。
それを受け取って中身を確認したAさんはしばらく硬直するとやがてすべてを理解すると中身のひとつを出して抱きしめた。


「えー？もう会えないかと思ってた！」


「事故現場にあったものの汚れてしまっていたので洗っていたら返すのが遅れてしまって…すみません」


抱きしめていたクマのぬいぐるみを離すとほかのぬいぐるみも出し始めた。


「いえいえ、むしろそこまでしていただいてありがとうございました。」


「すごいぬいぐるみがお好きなんですね」


「はい、小さい頃から」


ぬいぐるみを眺めて幸せそうに笑う彼女を見てただ純粋に可愛いらしいと思った

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