【降谷零】犯人と間違えられて車をぶつけられました【名探偵コナン】

あむぴっぴ5 ページ5

目が覚めて病室のテレビを見ながらぼーっとしていた。
病室には誰もいなくて静かだ。
せめてルームメイトでもいたなら話し相手になってくれただろうに。


「失礼します」


やや小声で入ってきたのは安室さんだった。
この間と同じように罪悪感であふれたような顔で

私はそんなのも気にせず、ただ暇だったから助かったと思った。


「あ、来てくれたんですね」


「そりゃあ、車ぶつけた張本人ですし…」


「まぁまぁ、そんな責任を感じないでください。手術とかそういう痛いのは私の意識がないときにほとんど済んだようですし。仕事も休めて尚且つ色々我儘も聞いてもらえるなんて、むしろ得してる気分です。」


きっとこの人はなんてお気楽なんだろう、と思われているかもしれない。
でも本当のことしか言ってない。
正直金銭的面も損をしていないし、けがが治るまでの間にはこのイケメンさんに我儘を聞いてもらえるのだから。


「あの今日は何をすればいいですか？」


「そうですね、今日は話し相手になってくれるだけでいいです。ずっと一人で寂しかったので」


「わかりました。Aさん」


…この人一体どこで名前を調べたんだろう

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