【降谷零】犯人と間違えられて車をぶつけられました【名探偵コナン】

あむぴっぴ18 ページ18

「おはようございます。どうぞ乗ってください」


いた、ほんとにいた。
起きてから今どこらへんか聞けば「まだ時間かかります」
着替え終わって朝ごはんを食べてどこにいるのか聞けば「道を間違えたので正しい道に戻ってます」
化粧と髪の毛を整えてあとどのくらいか聞けば「今向かってます」
準備ができてもう出れることを伝えれば「いまちょうど着きました」

ドアを開ければ安室さんがいた。
この人…早めに来た後私が急がないようにまだ運転中のふりをしてたな。
行動がイケメンなんだよわけわからん


「おはよう、安室さんそんな早く来なくても大丈夫ですよ。ぴったりこの時間に来てくれれば」


「…わかりました。」


って言っておいて5分10分前に必ず来る奴ぅ。
車もあまり詳しくない私でもわかる、この車絶対高いやつ。
この車に毎日乗るのか。
でも遠慮なく乗らせてもらう。
車椅子状態で乗るのは大変で、安室さんに手伝ってもらう。

学校に向かってる最中安室さんに話しかけられた。


「すみません、僕のせいで車運転できなくて…足が使えないとアクセルとか踏めないですよね…」


もしかして安室さんは私が自分の足を使えない状態だから運転できないと思ってる？


「いや、安室さんそもそも車ないですから」


気づいてないと思われる安室さんに冗談っぽく笑いながら言う。
私の愛車は例のあの日、この怪我が生まれると同時に消えていった。


「え、なん…あ。」


気づいたのか青ざめた顔をする安室さん。
冗談のつもりで言っていたんだけど、真面目に受け取ってしまったみたいだ。
この後彼は絶対に謝る。


「本当に申し訳ないです…」


やっぱり。
車をわざとぶつけておいて謝ってくるとか、
前から思ってたけど、安室さんってなんだか変わった人だな。

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