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あむぴっぴ12.安室 ページ12

「っはぁつかれた」


「教師なんですか?」


「はい、高校のね」


Aさんは両腕を伸ばしながら大きな欠神した。
すると彼女はどこから出したのか、手に持っていた大きな封筒から紙束を出した。
中身を尋ねる前に彼女から話しかけれられてしまった。


「今日は手伝ってほしいことがあります。」


「ほう。といいますと?」


「期末テストの採点です。」


申し訳なさそうにその紙束を見せてきた。
見た感じすぐ終わりそうな量だった。
自分のカバンから赤ペンを出して彼女の方を見る。
半分ください、とだけ言うと彼女は一言、ごめんなさいと言った。


「えっまさか」


「そうです。実はこの封筒一つじゃないんです。あと三つあります。」


「まいったな…」


そういいながらも二つの封筒を受け取る。
うわ、すごい重いな。
彼女は鞄からもう一枚紙を出した。


「ごめんなさい、答えの紙が一枚しかなくて…動けないのでこっちに来てもらえますか?」


「あぁ、それなら大丈夫です。こう見えて僕、頭がいいんです。」


「どっからどう見ても頭よさそうだけど。」


間違えないでくださいね。と言われた。
恐らくこの問題は高校3年生の問題だ。
以前ポアロに来ていた女子高生に聞かれた問題と似ている。
…というかそのまんまだな。


「もしかしてAさんって音羽高校の教師ですか?」


「ええっどうしてわかったんですか!?まさか頭の中を読まれてる…?!」


そういって頭を小さな両手で隠すAさん。
その姿があまりに可愛らしかったので思わず笑ってしまった。


「さぁ、どうでしょう」

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まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2019年3月1日 14時) (レス) id: a629ddaeb1 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨(プロフ) - 続き早く読みたいです! (2018年11月13日 22時) (レス) id: 5d19971940 (このIDを非表示/違反報告)
流水明太子(プロフ) - ひゆめさん» ありがとうございます!亀更新ですが最後まで書くつもりなのでこれからもよろしくお願いします(*´ω`)ゞ (2018年9月23日 8時) (レス) id: 4a2c949ac9 (このIDを非表示/違反報告)
ひゆめ(プロフ) - 凄く面白いです!!更新頑張って下さい!! (2018年9月23日 8時) (レス) id: d9d137c800 (このIDを非表示/違反報告)
流水明太子(プロフ) - yunaさん» ありがとうございます!テスト勉強のため、しばらく姿を消していましたが、もうすぐに更新再開しますのでもうしばらくお待ちください(´;ω;`) (2018年8月29日 21時) (レス) id: f1fe37b3a1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:流水明太子 | 作成日時:2018年8月1日 23時

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