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判断 ページ6
佐久間
何かが倒れた音がして、後ろを振り返った。そこにいたのは、牙を出したままのヴァンパイア…
俺の家の前の十字架のポスターで倒れてしまったみたい。ヴァンパイアとは思えないサラサラのロングヘアが、風でなびく。俺はこのヴァンパイアに、魅力を感じた。そして、十字架と反対の方向に体を向かせて、起きるまで待ってみる。
「…」
「起きた…?」
「…?」
「そっか、人間に助けてられたの初めてなんだね。」
「サクマ…ajeiduk」
「!?、いま佐久間っていった?」
(帽子のタグを指差す)
「言語が違うから、俺の名前だけ分かるのか。」
「…!!」
「血が欲しいんでしょ。いいよ、吸って。」
痛みなんて、感じない。ヴァンパイアさんが生きていれば、それでいい。そう思ったんだ。
(頭を下げる)
そうして、ヴァンパイアさんは夜の空に飛び立っていった。
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作者名:ジュン18797 | 作成日時:2023年7月9日 15時